二心の葛藤とは、心の汚れから起こる現象
それと・・・?
この流儀には
「人は二心の葛藤がある。」
と言う教えがあります。
この二心の葛藤とは?
これを例にして説明をします。
Aさんの親戚には資産家のオバさんがいます。
このオバさんが亡くなれば、Aさんには5億円
の遺産が入ってきます。
このオバさんは面倒見の良い人で
進学時に必要な学費も貸してくれて
「ある時払いで催促なし。」
という貸与と言うか援助をもらい、
就職も、オバさんの伝手で良い所に
務めることが出来ました。
ある日、オバさんの家に遊びに行くと
オバさんは口から泡を吹いて倒れていました。
まだ息はあります。
すぐに救急車を呼べば助かります。
この時に悪魔がささやきます。
「あと15分遅らせてから通報しなよ。。。
そうすれば5億円はお前の物だぞ?」
天使が反論をします。
「今までお世話になったことを思い出して。
今すぐ通報して。」
結果としては、救急車を呼んで
オバさんは助かりました。
心の汚れ。
もしも「赤子の心」であれば
悪魔が囁くことはありません。
天使もいません。
ただ、純粋な思いのままに通報をします。
損得ではなく、
オバさんに助かってもらいたい想いだけで
体が動くはずです。
人間が純粋な悪ならば
世話になった事など忘れ、
見殺しの先にある得の一択になります。
二心があると言う事は、
人は不完全、あるいは定まった位置にはなく
善にも悪にも傾きやすい性質がある事を示唆しています。
この話は中道の事も含まれ、
中道を理解するための
エッセンスを多く含んでいます。
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武好会
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