あらゆるものは心によって作り出される

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昨日も昼休みはいつものように筋トレをしました。プロテインのお陰か、飲みだしてたった１週間ですが筋肉の発達が早いような気がします。上海のおじいさんが教えてくれたように食べ物は大切ですね。実際私が糖尿病を自分で３週間で治した時も、食べ物を変えた時からぐんぐん回復していきました。運動と食事と睡眠の３つの要素が揃わないと、体の健康を維持するのは難しいでしょう。それから一番大切なのは、心をいつも穏やかに保つ事です。

いくら運動をして食事に気をつけていても、心が病むと体は病みます。だから何事においても、先ず最初に心が一番大切なのです。お釈迦様も「あらゆるものの中で、先立つものは心である。あらゆるものは心を主とし、心によって作り出される。」と言っています。全くその通りです。私も糖尿病や高血圧が発覚した時は、病院などに行っても一生薬を飲み続けたりして具合悪く生きていかなければならないので、「ああ嫌だなあ」と思いました。元々病院では「糖尿病は一生治りません。高血圧は一生薬を飲み続けてください。」と言っているので、「治らない」と言っている所に自分の病気を治すために行くわけにはいかないなと思いました。

その時は本当に憂鬱な気持ちになったものです。でも、「よし、自分が病気になったのは自分の責任なのだから自分で治してやろう。」と思ってから、気持ちが前向きになっていきました。そして１年半前に始めた水泳はそのまま続けて、食事をごろっと変えたのですね。買ってきたキットで毎日血糖値を計ると、その時の体の状態がリアルに分かって、食べるものと食べ方に応じて数値が減っていくので、糖尿病を治すのが段々面白くなっていきました。そして３週間で糖尿病が治ったのです。結果的にはこの「面白くなっていって」という心の状態が病気の回復には良かったのですね。

「嫌だなあ」は消極的な心ですが、「面白い」は積極的な心の状態です。「あらゆるものは心を主とし、心によって作り出される。」とお釈迦様が言っているように、自分の健康も自分の心によって作り出されるのです。筋トレもそうです。「健康のためにやらなければならない」と思ってやっていると、そう長続きはしません。私が行っているスポーツジムも毎日入会者が居るみたいですが、毎日退会する人も居ます。最初は「健康の為」で通っていても、段々行かなくなって退会していくのです。

退会するくらいなら最初から入会しなければいいのに、最初は「健康の為に運動をしなければならない」とやる気になっていたのでしょうね。「しなければならない」というのは、あまり積極的な心の状態ではありません。「本当は嫌なのだけれども、しなければならない」ということなので、これでは長続きするわけがないのです。本当は嫌なのだから。

これが「面白い」になると長続きして結果が出てくるのです。筋トレが面白いになると続くのですね。それはやっぱり面白いからです。仕事でも、家事でも、勉強でも、修行でも、何事も、悪事で無い限りは「面白い」になると続けられて良い結果が得られます。「仕事をしなければならない。家事をしなければならない。勉強をしなければならない。修行をしなければならない。」では先ず長続きしないし、良い結果は得られません。

だから最初は「しなければならない」でいいのですが、それを面白くしていく心の工夫が何事においても必要なのですね。お金が無い時に「節約、節約」では気が滅入っていきますが、それを「なけなしのお金を使う工夫」と思うことができたら貧乏も楽しいものです。私はアメリカでの学生時代は大変貧乏でしたが、人生の中で一番楽しい時間でもありました。フリーマーケットに行って１０セントや５０セントくらいで中古の服とか必要なものを買っていました。それはそれで貧乏でも楽しかったものです。

このまま楽しい筋トレを続けていって、もし８０歳、９０歳まで生きる事ができたら、その時には筋骨隆々の体で胸を張って「心身一如、心と体は一緒だよ」と皆さんに伝えることができます。どこかの禅寺の年老いたヨボヨボのお坊さんが病院の薬を飲みながら、「心身一如」と知識で言っているのと、９０歳で１００kgのバーベルを上げて筋骨隆々の私が「心身一如」言っているのとでは説得力が違うと思うのですね。それを楽しみに毎日の精進を続けて行きますね。心の状態を工夫していくと人生が楽しくなります。それが面白い人生につながっていくのです。「あらゆるものは心を主とし、心によって作り出される」ですね。

合掌

仏光

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