不動産写真を真っすぐに撮る。

3つめの秘けつは、「ガイドラインやフォーカスポイントを使う」です。


前々回、「縦の線を使う」ノウハウを紹介しましたが、

その時は「画面の端」を使うことを推奨しました。

部屋を広く撮ろうとすると、端に行くほど歪みや傾きが目立ちます。

そこでまずは、両サイドの「縦」を揃えることが有効なのです。


但し実際には、必ずしも端に「縦」のラインがない事もあります。

その場合、ガイドとフォーカスを使いましょう。


多くのカメラでは、液晶画面にガイド(グリッド)の線を表示する機能がついています。

iPhoneなどのスマホでも可能です。
(iPhoneの場合:設定>写真とカメラ>グリッド)

そのガイドのラインに、室内の「縦の線」を平行に合わせるんです。

グリッド合わせ


ガイドラインは大抵の機種で表示させることが出来ます。

もし表示されていない場合は、説明書を読んで調べてみて下さい。


もうひとつ、「フォーカスポイント」も使えます。

フォーカスポイントは、いわゆる「ピントが合う点」です。

こちらは機種によって表示が出る/出ないがありますが、一眼レフであればファインダー内で確認できます。

このポイントを線に見立てて使うことで、「縦」を合わせることができます。

要は、こういうことです。

フォーカスポイント



いずれにしても、「縦の線」を合わせることが、傾きのない写真を撮る秘訣です。


さて、ここでのポイントは、縦が揃うと横は「勝手に揃う」ということです。

水平=横と、垂直=縦は、常に90度の関係ですから、どちらかを正しく取れば、もう片方も揃うという法則が成り立ちます。

そこでストレートに「水平に撮ろう」と思っても、室内で横の線を合わせることは、中々難しいものです。

それに比べ、縦と揃えることは、より簡単に行えます。


なお、縦の線を揃えるときは、必ず2本以上の線を使って下さい。

1本だけですと、正しく垂直が取れていない可能性があります。

そして誤差を少なくするため、出来るだけ画面の左右の端に近い所で合わせるように、してみて下さい。


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