先日縫い終わった父の上下の肌着やニットズボンの丈つめ。
その時に、一部すっごく伸縮する生地があったのでジグザグで縫ったと書きました。
(ズボン下の裾部分)
ここに興味を持ってくださった方がいらしたので、もう少し詳しく書きますね^^!
ほとんどの家庭用ミシンについているジグザグ縫い。
洋裁本だと、縁かがりに”ジグザグミシンまたはロックミシンをかける”と書かれていることが多いです。なのでジグザグ=縁かがりの時に使う、とイメージしている方も多いかもしれません。あとは、ジグザグの模様を入れたい時に使うとか。
でも、他にもジグザグ縫いで覚えておくといい特徴があって。
それは・・・伸びにも対応できる縫い方ということ。
よく、ニットを縫うときはニット用の針と糸(レジロン)で、と言われていますよね♪。糸だけを比べれば、レジロン糸はスパン糸より伸びます。
でも!!
よく伸びるニットだと、レジロン糸でも対応できないなぁと感じる時があります。
そんな時に、ジグザグ縫いは候補に挙がってきます。
先日の裁断で出た、良く伸びるリブニットの切れ端を使ってちょっとした実験をしてみました。
★0㎝と5㎝のところにペンで印をつけたニットを2つ用意(ニットは2つ折りです)
これを、直線ミシンとジグザグミシンで縫った場合、それぞれどれだけ伸びるか試してみます。
★直線ミシン(レジロン糸使用)の場合
これ以上伸ばしたら糸が切れそうそうだな~~~と感じるところまでぎりぎりひっぱってみたのがこの写真。(写真を撮りながらなので、息子にも協力してもらいました) 約8㎝位までのびたのがわかります。
★ジグザグミシン(レジロン使用)
糸はそのまま、縫い方をジグザグに変えて縫ったものです。ぐぐ~っと伸びて、13センチくらいまで伸びているのがわかります。
数字はあくまで参考程度に見て頂いて、どうしてジグザグの方が伸びに対応できるのかを見ていきましょう♪。
簡単に図を書いてみました。
~ニットを横に伸ばした時のジグザグ縫いの変化~
直線縫いは多少伸びる糸を使っても縫い方自体に伸びに対応できる余地があまりない縫製方法なのに対し、ジグザグ縫いは、ニットの伸びに合わせてよこに広がる余地のある縫い方なのがわかります。
私の場合は、作りたいアイテムのイメージ、素材の特徴、着心地などを総合的に考えて、その時々の縫製方法を決めています。
過去にも、同じようなテーマで記事を書いているので興味のある方は読んでみてくださいね♪
(追記) 1/14
「家庭用ミシンのジグザグ縫いについて・補足」 記事をアップしました。
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