令和8年1月5日(月)

 米軍がベネズエラに侵攻してマドゥロ大統領を拉致した。これは国際法に違反した行為に思われるが、私にはそもそも今の国際法に欠陥があるから、違反せざるを得ない事になったように思われる。つまり国際法では一国は無欠な存在だと前提されているのだ。尊敬すべき、対等に扱うべき、お互いにそういう存在同士だから戦争を始めるには、これこれのルールに則ってしましょう、そう規定されているのだ。

 しかし不正選挙をして大統領を名乗り、麻薬の輸出王として君臨し、独裁政治で国民を苦しめているマドゥロが支配するベネズエラが、そういう尊敬すべき国として扱われるべきなのか。私は大いに疑問に思う。欠陥のある国には国際法は適用されない、本来そうあるべきだと思う。しかし、では誰が欠陥のある国だと認定するのか、その認定は正しいのか、そういう難しい問題が起きる。結論の出ない問題が立ち塞がる以上、力を行使する以外手はないように思う。

 ベネズエラの軍事費は約7億円から6千億円くらいのもの(調査機関によって大いに開きがある)で、150兆円のアメリカとは比べ物にならない。日本と中国の軍事費は約1対5だから、その開きとも比べ物にならない。だからアメリカは簡単にマドゥロを拘束できたのだ。イギリスやフランスだったらどうか。出来るではあろうがあんなに上手く行ったかどうか、分からない。まあ超大国に麻薬を密輸して儲けるなど害をなす存在は、しまいには拘束されるというのが、現実の状況である。そこでは国際法など検討されないというべきだ。

 そこで橋下徹である。彼は中国は日本より強いから、中国に逆らってはいけないと言う、ならばベネズエラもアメリカに逆らってはいけない、マドゥロは逆らったから拘束された、そう言うべきであろう。マドゥロは高市さんなど問題外の正真正銘の挑発発言を繰り返していた。ならばトランプに拘束されて当然であろう。しかし橋本が今言っていることはトランプは国際法違反をした、お前たち(日本の識者)プーチンを非難するのはおかしいだろうという、的を外した発言だけである。もうちょっと一貫した論理を続けないと、いくら近視眼的なテレビ局といっても、お声が掛からなくなるに違いない。