ほんの10年前まで、

”モラルハラスメント”というカテゴリーを知る人は

専門家の方や経験者以外ほとんどいませんでしたショボーン

 

「何事もなければ優しいのです」

「仕事も一生懸命で、頑張ってくれています」

「子供達の将来の事も、理想を持って計画しています」

 

ただ、、、、、

「機嫌が悪いと冷たい目で悪態をつきます」

「共働きなのに、母親としての役割を強調します」

「嫉妬深く、会社の忘年会も保育園のママ会にも参加させてもらえません」

「いきなり豹変します。勝手な思いこみで罵倒し始める為、

         何度説明しても聞く耳を持たず、その後は無視し続けます」

 

このような内容を知り合いに相談しても、

 

「多くを望むのはワガママよ。うちだってそうだよ。」

「真面目なんだよ。仕事ができるってことでしょ。」

「愛されてる証拠だよ。」

「倦怠期の家庭はそんなもんでしょう」

 

そういう回答しか返ってきませんでしたチーン

 

そして、モラハラをされている妻は、

 

「そうか、やっぱり私の考え方が良くないんだ。

      夫の機嫌が悪くなるのは、私の配慮が足りないんだ」

と自分を追い詰め始めるのです。

 

 

 

当時の私は、モグラモグラになった気分でした。

 

大昔、地上にいたモグラは天敵を避けるため

地下にもぐる選択をしました。

必要のない目には膜を張って、明るさのみ感知できるまで制限をかけ、

耳には土が入らないよう退化させてしまったモグラ。

においとひげの感覚を頼りに生きている。

 

恐怖を知っているから、土の中に安息を求めたのでしょうか。

自分の生きる術はここにあるのだと信じて。

 

 

私は・・・

突き刺さる視線、毒を含んだ言葉から

逃げる為だったのか、慣れてしまったからなのか、、、

自分を鈍くさせる事で心を守ろうとしていたのだと、今ならわかります真顔

 

 

ずっと同じ姿勢を続けていた後の、背筋を伸ばした時の痛み。

その体勢の時は自分が変な恰好をしていることなど気付かない。

・・・・それが本当の意味での、モラルハラスメントを受けている人の姿なのだと

    私は経験から感じています。

 

 

五感が元に戻り、自分からあふれ出るこの感覚を再び手に出来た有難さを感じながら、

今現在自分の置かれている状況を把握できていない方々に対し、

 

“気付かせてあげられたら”

“救い出す事が出来るなら”

 

私が通ってきた道のりを生かす事が出来るのではないかと考えていますウインク

 

 

今日の言の葉メモ

 

“与えられるのを待つのではなく、自ら積極的に努力すれば必ずよい結果が得られますよ”

 

ただじっと耐え忍ぶだけでは、何も好転しないのです(o^-')b