早川書房の小説です。

貴族社会が舞台です。

 

一緒に旅行をする面々がホテルに集まります。

若い奥方もその一人。

その奥方は元婚約者に誘われてホテルに来ているのですから、やや複雑。

元婚約者のほかの投宿者は、その妹、その妹の婚約者、知人友人。

このホテルで事件が発生して投宿者は足止めをくらいます、警察から。

 

この小説では警官が登場します。

が、積極的に解決しようとはしません。

投宿者からの情報提供を受けるだけ。

そして 犯人じゃあない人物を捕まえてしまうのです。

まあ、あれやこれやと推移しますが、重要な登場人物を忘れるところでした。

奥方の夫が神出鬼没。

結婚生活のほとんどを一人旅を続けている夫。

その彼もこの小説では重要な役どころ。

小説に面白みを加えています。

 

MURDER  AT  THE  BRIGHTWELL

作者 Ashley Weaver

翻訳 武藤崇恵