人生の意味２
一番最初に、「思う」ということの不思議について述べた。人は、何でも、「思う」ことができる。これは本当に不思議なことだ。これが自由の原点だ。人生はつまらないものだと思えば、人生はつまらないものになり、人生は素晴らしいものだと思えば、人生は素晴らしいものになる。何もかも、思った通りになる。人生は、自分が思った通りの人生になっている。人は、思うことで、人生の運命を自由に創造することができるんだ。これは、なんて素晴らしく、かつ、なんて厳しいことだろう。
引用：池田晶子「14歳からの哲学」
何もかも、思った通りになる。人生は、自分が思った通りの人生になっている
そうなんだ、そうなのだ。
これは真実だ、と思う。
「思った通りならない」と言っているのは、まさに「思った通りにならない」と思っているからである。
なんだか、可笑しくなる。
何を思うかがとても重要なことなのだ。
人は何でも「思う」ことができるのだから。
何でも思うことができるって、当たり前のことのようだが、実に不思議なことでもあると思いませんか？
そして、何でも思うことができるというのが、自由の原点だなんて。
でも、自分が思うことは何にも制限されない。
外側の状況がどうであれ、何を思うかまでは誰も何も手を出せはしない。
誰が思うのでもなく、まさに自分が思うのだ。
自分で思うことにより、運命を自由に創っていく。
素晴らしい人生にするのも、厳しい人生にするのも、自分次第だなんて。
自分で思って決めているのなら、受け容れるしかないだろう。
自分の人生を受容できることほど、尊いことはないだろうと思う。
～つづく～