自由
さて、徹底的に考えぬいた君は、完全に自由だ。いや、本来すべての人は完全に自由なんだ。自分で自分を不自由にするのでなければね。君は、今や何をしてもいい。何をすることもできる。素晴らしいことだ。ところで、この素晴らしい君の自由、何をしてもいい、何をすることもできるこの自由な人生は、ひょっとしたら、そういう君の運命なのではないだろうか。運命として決まっているのじゃないだろうか。後でこのことを考えよう。
引用:池田晶子「14歳からの哲学」
運命とはすでに決められていて、変えることはできないもののように以前は感じていた。
運命とは命を運ぶこと。
誰がどこにどうやって運ぶのか。
自分で自分のおもう通りに命を運んでゆけるものだろうか。
それとも予め決められているものなのだろうか。
自由な人生というからには、自分で自由に創っていけるものなのではないか。
運命とは、自分で創っていけるものなののではないだろうか。
~つづく~