規則


規則と自由、規則と不自由の関係とは、つまりこういうことなんだ。その人が、規則で禁止されたり命令されたりしているそのことに、関心があるかないかということなんだ。もともと関心がない人に、禁止したり命令したりすることはできないね。なぜなら、その人は、禁止されているとも命令されているとも感じないからだ。

引用:池田晶子「14歳からの哲学」


全くその通りだ。

そのことに関心があるかないか。

何かに関心を持つということ、人それぞれ関心のあることは違うけれど、なぜそのことに関心があるのか、ということを考えてみるのも面白い。

例えば、どうして自分はこの「14歳からの哲学」という本にこれほど惹き付けられ、何度も何度も繰り返し読んでいるのか?

どうしてこの本にそんなに関心があるのか?

もし、「この本(14歳からの哲学)を読んではいけません」という規則があったら、私は発狂してしまうだろう。

昔は禁書ということをしていた時代もあった。

ある権威や支配者層が自分たちの都合の悪いことを禁じていた。

さて、現代の規則の決め方はどうだろうか。

同じようなことが起きてはいないだろうか?

つづく~