社会

ところで、そもそも、その「社会」というのは何だろう。なるほど、複数の人の集まりというのが、社会というものの最も単純な定義だけれども、人がそれを「社会」と言うとき、たいてい何かそれ以上の意味があるようだ。

引用:池田晶子「14歳からの哲学」


言われてみれば、社会とは漠然としていながらも、人々の意識のなかに深く根づいている何かであるに違いない。

このわかるようでわからない「社会」という概念に斬り込むのがこの章だ。

社会=多くの人がそう思っているから成立しているもの、という感じがしてくる。

なぜ多くの人がそう思っているのか?というのも不思議ではあるが、人はお互いに影響し合っていることは確かではないか。

多くの人の流れにのっている方が生きやすいのかもしれない。

でも、ほんとうにそれでいいのだろうか。

~つづく~