家族

家族というのは最初の社会、他人と付き合うということを学ぶ最初の場所だ。家族の外の社会には、もっともっといろんな他人がいる。そういう他人とどう付き合ってゆくのかを予習するための場所なんだ。

引用:池田晶子「14歳からの哲学」


子どもの頃は、家族が自分の世界だった。それ以外を知らないのだから、これが世界だったと言っていい。

ところが、学校へ行くようになり、友だちができて友だちの家に遊びに行ったり、友だちの親に会ったり…と自分の家族以外の世界を知っていく。

家族も他人だけれど、もっともっと他人と触れあっていくことになるのだから、その基本的なことを学んでいるのが家族という場なのか。

~つづく~