心はどこにある

「自分である」ということは、こんなふうに、見える体の側から考えても、見えない心の側から考えても、いや、考えれば考えるほどに、奥が深くて底が知れないものなんだ。何を「自分」と言えばいいのかわからなくなるほど、すべてに広がってゆくものなんだ。すべて、そう、宇宙の果てまでね。宇宙に果てがないのは、自分に果てがないのと、じつは同じことだったとしたら、どうする?

引用:池田晶子「14歳からの哲学」


なんと!!

自分に果てはなかったのか!!

自分は宇宙なのか!!

とんでもないことに気づいてしまった!!

何が自分かなんて、とうていわからない。

でも、自分が宇宙だとしたら、わからなくて当然だ、という思いもしてくる。

~つづく~