新しい年度が始まった。一日一日を過ごすことが地獄だった。
そんなことを逃れるために小学生以来、動物は飼ったことはなかったが、ペットに癒しを求めるようになった。
最初は猫を探したが、ホームセンターのペット売り場の小動物を見るようになって、そちらが気になってきた。
後々その理由に納得するのだが
その中で、人懐っこくて賢いデグーという、齧歯類(ネズミの仲間)を飼うことにした。
癒しを求める様になってから1ヶ月以上経った5月である。
「アンデスの歌うネズミ」といわれるだけあり、色々な鳴き声でコミュニュケーションをしてくれたり、手に乗ったりと懐いてくれた。
見ているだけで癒された。
どんなに暑い日でも、何時間もかけてゲージを洗ったりと自分でもも驚くくらい精力的に世話をした。
名前は「キラ」、もっぱら「きっちゃん」と呼んでいた。きっちゃんと過ごす日は幸せな時間だった。
キラのおかげで、辛い日々をなんとか過ごせたとおもう。
感謝だ。出会ってくれてありがとう。
これが、デグーのきっちゃんだ。