添加物なしでサプリメントを作るのは困難

 

「添加物を一切使わずにサプリメントを作ろうとすると、機械に粉が詰まる、材料が均一に充填できない、固まらない、吸湿による品質劣化、などの問題が出てきます。

サプリメントを作る上で、最低限必要な添加物は次のとおりです。

粉の流動性を上げるもの:ハードカプセル、タブレットの製造に必要

粉を固めるもの:タブレットの製造に必要

カプセル原料:ゼラチン、グリセリン、セルロース

注)これ以外の添加物(増量剤、着色料、甘味料、香料、保存料など)は、使わなくてもサプリメントを作ることは可能です。」

 

組み合わせた場合のリスクは?

「日本で使用が許可されている添加物は、単体としての安全性は一応確認されていますが、それらを組み合せた場合には、安全性に疑問もあります。例えば、厚生労働省は、平成18年7月に『英国等諸外国で、清涼飲料水中の安息香酸(保存料)とアスコルビン酸(ビタミンC)が、ある条件下で反応し、有害物質ベンゼンが生成すること』『市販製品中にベンゼンが低濃度検出されること等が公表され、英国等ではベンゼン10ppbを超える製品の自主回収が要請された』と発表しており、同年、日本国内でも、ある有名メーカーのドリンク剤で回収要請がでました。」

 

何を使っているのかわからない場合も

「組み合わせリスクよりも怖いのは、添加物に何を使っているのかわからないことです。日本では使用した添加物を表示するルールがあります。しかし、最近では、海外で製造されたサプリメントが、個人輸入等で利用されています。英語が読める方でも、英語で表記されている添加物名や目的を正しく認識することは難しいですし、そもそも、日本とは表示のルールが違うので、表示義務がない場合もあります。海外のサプリメントを販売している日本語のホームページでも、原材料表記には、有効成分の表記はされていても、添加物の表記は外されていることもあるようです。」

 

 

引用:『サプリメントに使用される添加物』

https://www.tanaka-cl.or.jp/aging-topics/topics-023/

 

 

 

サプリメントの剤型も理解する

「サプリメントを摂取し始めたら体調が悪くなったというケースの中には、栄養素というよりそのサプリメントを構成する添加物に反応している場合もあります。栄養素以外の構成成分にも目を向けることが大切です。

成分表示を見ても『成分』なのか『添加物』なのかわからない。そういう方も多いと思います。

例えばカプセルを形成しているゼラチンで体調不良を生じるタイプなら、タブレットの方がいいでしょうし、タブレットに使用されている結合材に敏感なのであればカプセルを選ぶと良いでしょう。

カプセルもタブレットも長短あります。」

 

 

 

上の3つの画像と引用:『サプリメントの剤型も理解する』

http://kan-seling.jp/2019/08/07/サプリメントの剤型も理解する/