がん患者、3年放置=入院連絡せず、死亡―名大病院
時事通信 [3/13 18:45]
名古屋大病院(名古屋市)は13日、口腔(こうくう)内がんの疑いと診断し、手術が必要とされた愛知県の30代患者を入院手続きのミスで約3年間放置した結果、がんが肺へ転移し呼吸不全で死亡したと発表した。初診時は初期がんだったため、予定通りに手術していれば根治していた可能性がある。
松尾清一病院長は記者会見し、「亡くなられた患者さんには心から哀悼の意を表します」と謝罪。遺族には賠償金を支払うという。
名大によると、患者は2008年3月、かかりつけ医の紹介で同病院を受診した。担当医はがんの疑いがあると診断。手術の必要性も説明し、「入院日が決まったらまた連絡する」と話したが、連絡していなかった。入院手続き書類の一部を担当医が紛失し、患者のことを失念していた可能性が高いという。