上海の黄浦江で豚の死骸2200頭、水質汚染への不安高まる
ロイター [3/11 17:37]
3月11日、中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報は、上海市の主要水源の一つである黄浦江で2200頭を超える豚の死骸が発見されたと伝えた。[上海 11日 ロイター] 中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報は11日、上海市の主要水源の一つである黄浦江で2200頭を超える豚の死骸が発見されたと伝えた。中国国内で食の安全や環境汚染をめぐる懸念がすでに強いなか、新たな水質汚染への不安が生じている。
同紙によると、上海市松江区環境保護局のXu Rong局長は、豚の死骸は浙江省の上流部で遺棄された可能性が高く、死骸の数はさらに増える見通しだと発言。「水が汚染される恐れがあるため、早急に全頭を回収する必要がある」と述べた。
メディアによると、政府当局者が調査にあたっている。
松江区環境保護局の担当者はロイターの取材にはコメントを拒否した。
上海市政府は11日、ウェブサイトに声明を掲載。豚の死骸の回収作業を継続しているとし、これまでに水質の汚染は確認していないが、水質を注意深く監視していると表明した。
黄浦江での豚の死骸の発見は、週末にソーシャルメディアを介して急速に広まり、多くのブロガーが当局の遅い対応を批判していた。
川に豚の死骸1200匹超=伝染病感染で投棄か―上海の水源
時事通信 [3/11 17:31]
【上海時事】中国・上海市当局は11日、市中心部を流れる黄浦江の上流で8日以降、1200匹以上の豚の死骸を発見・回収するとともに、一部が豚の伝染病である「豚サーコウイルス2型」に感染していたと発表した。回収作業は継続中としており、さらに増える可能性がある。水道水の水源にもなっているため、市民からは不安の声が上がっているが、当局は「人にはうつらず、現段階で水質への影響もない」としている。
一方、11日付の上海紙・新聞晩報が地元・松江区当局者の話として伝えたところによると、豚の耳に付けられた目印から、上海に隣接する浙江省嘉興市の複数の農家が捨てたとみられている。同市には小規模の養豚農家が多く、これまでも豚の死骸を川に投棄。ここ1、2年も年間200匹前後が上海に流れ着いていたという。