伊首相が予算成立後辞任へ、与党造反 イタリアのモンティ首相は予算成立後辞任の意向。与党の自由国民が不信任の立場、政権維持困難に。伊モンティ首相、辞任へ=政権運営困難と判断か
時事通信 [12/9 06:11]
【ドーハ時事】イタリア大統領府は8日夜、声明を発表し、モンティ首相がナポリターノ大統領に辞意を伝えたと明らかにした。来年度予算、財政健全化に関する法案成立後、内閣総辞職する見込みだ。構造改革でイタリアは信頼を回復し、金融経済情勢が落ち着いていたが、首相辞任で政局が一気に流動化し、市場混乱の震源になる恐れが出てきた。
議会最大勢力の中道右派「自由国民」は、同党を率いるベルルスコーニ前首相が昨秋に辞任に追い込まれた後、モンティ政権を支えてきた。だがモンティ氏の緊縮財政策などに反発を強め、6日の議会では信任投票をボイコット。同党が過半数を握る上院では危うく否決されそうになる事態に陥った。
モンティ首相は8日、大統領と会談。発表声明によると、モンティ首相は自由国民のアルファノ幹事長が「モンティ政権の役割は終わった。秩序ある退陣が必要だ」と明言したことを「無条件の内閣不信任」と受け止めたと指摘。ベルルスコーニ氏が8日、首相返り咲きを目指し次期総選挙への再出馬を表明したことで、政権の安定運営が不可能になったと判断した模様だ。