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「荒れる」オホーツク海 ロシア 大陸棚、拡張を準備 国連委員会に再申請へ
産経新聞 [9/3 07:55]
■日本側は書類精査し調整

【モスクワ=遠藤良介】ロシアが国連の大陸棚限界委員会(CLCS)にオホーツク海中央部への大陸棚拡張を申請する書類をまとめ、提出に向けた調整を日本側と行っていることが分かった。ロシアは2001年にもオホーツク海での大陸棚延長を申請し、北方領土問題に抵触することなどから認められなかった。今回はわが国の同意を事前に取り付けておく構えとみられ、日本側も領土問題への影響がないようロシアの書類を精査している。



露天然資源省によると、ロシアは200カイリの排他的経済水域(EEZ)を越えるオホーツク海中央部について、約5万平方キロが自国の大陸棚であると主張する調査報告書を08年末までに作成した。地震波の利用や海底泥土の採掘などにより、この一帯の海底が極東沿岸部からの自然な延長であることを証明する内容だという。

同省では、今回の申請文書が地質学や海洋学の観点から01年よりも「説得力のあるものになっている」とした上で、「申請する領域にオホーツク海南部は含まれておらず、日本との領土問題には抵触しない。日本との調整が終わり次第、CLCSに書類を提出する」と説明している。国連海洋法条約によると、EEZを越えている海底でも、CLCSが陸地からの自然な延長である「大陸棚」と認めた場合、沿岸国にその地下資源の開発権が与えられる。 ロシアは01年にもオホーツク海での大陸棚拡張を申請し、北部についてはより精緻なデータの収集を、南部については日本との調整を行うよう勧告された。

日本外交筋は「現在、ロシア側から出される書類を検討し、コメントを返す形のやり取りを行っている」と確認。ロシアの01年の申請では北方領土を基点にEEZを設定する地図が使われるなどした経緯があり、そうした問題がないようロシアの書類を精査していることを明らかにした。大陸棚拡張をめぐっては、CLCSへの申請期限が基本的に09年5月とされたが、ロシアの再申請には適用されない。申請に関する書類の量が膨大であるため、日露間の調整にはいましばらく時間がかかるとみられている。ロシアは01年、オホーツク海以外にベーリング海とバレンツ海、北極海中央部でも大陸棚延長を申請し、やはりデータ不足や関係諸国と調整する必要性を勧告で指摘された。北極海をめぐってはカナダ、米国、デンマーク、ノルウェーも大陸棚の権利を主張しており、ロシアの再申請に向けた動きが注視されている。