ジャーナリストの山本美香さん死亡=シリア北部アレッポで取材中―トルコに遺体搬送
時事通信 [8/21 06:25]
【カイロ時事】シリア反体制武装組織「自由シリア軍」のクルディ副司令官は20日夜、時事通信の電話取材に対し、戦闘が続くシリア北部アレッポで取材中だった日本人女性ジャーナリストの山本美香さん(1967年生まれ)が同日、アサド政権側の攻撃によって死亡したことを明らかにした。遺体は同日夜、自由シリア軍によってトルコ南部キリスに搬送され、トルコ当局に引き渡されたという。副司令官によると、遺体はアレッポ北郊の町アザズを通り、約65キロ離れたトルコ南部キリス県の検問所を通過してキリスに到着した。
在英人権団体「シリア人権監視団」によると、山本さんは政府軍と反体制派の激しい戦闘が続くスレイマンハラビ地区で取材中に負傷し、病院に搬送された後、死亡した。ヨルダンに置かれている在シリア日本大使館臨時事務所は、情報の確認を急いでいる。
シリア北部の対トルコ国境付近の一部は、反体制派が押さえており、一部の報道機関やジャーナリストは、自由シリア軍などの手引きでシリア北部に潜入して取材活動を行っている。
山本さんは1995年から独立系通信社ジャパンプレスに所属し、アフガニスタン、イラク両戦争を取材。2003年に優れた国際報道に贈られるボーン・上田賞特別賞を受賞した。