「ほっとした」=ギリシャ再選挙で勝利宣言―サマラス党首
時事通信 [6/18 06:57]
【アテネ時事】「ギリシャ国民はユーロ圏に残ることを選んだ」。17日のギリシャ議会再選挙で「緊縮財政維持」を訴えた新民主主義党(ND)のサマラス党首は同日夜、アテネ市内で記者会見した。NDの第1党返り咲きがほぼ確実になり「ほっとした」と終始笑顔で勝利宣言を行った。
5月の総選挙では政権がつくれず、やり直しとなった選挙。一部の事前調査では、失業増加や賃金・給与カットにあえぐ国民の怒りを追い風に、欧州連合(EU)と約束した緊縮策の「撤回」を叫ぶ急進左派連合(SYRIZA)が猛追していた。「ユーロ圏からのギリシャ追放」の懸念が一気に高まっていた。
サマラス氏は、大接戦を制し歓喜に沸く支持者を前に「ギリシャが欧州の一員であることに疑いの余地はない」と強調。EUと足並みをそろえ、財政破綻の縁からの脱出を誓った。
しかし、単独過半数を制することはできなかった。今後の連立協議も容易ではない。「各党は挙国一致内閣の早期樹立に協力を」と呼び掛けたが、権力志向をむき出しにしてきた同氏に各党の拒否感が強いことは誰もが知っている。