「安定した国家」へ一票=自由選挙で割れた民意―エジプト
時事通信 [5/23 19:46]
【カイロ時事】独裁体制が長く続いたエジプトで初の自由選挙となった大統領選で、有権者は投票所に長蛇の列をつくった。政治の混迷や治安悪化などに苦しむ国民は「安定した国家」を願い、意中の候補に一票を託した。
旧政権下では不正選挙が横行、国民の関心は薄かったが、投票を終えた市民は「民主的に指導者を選べるのはうれしい」と破顔一笑した。ただ、有力候補が乱立し、支持は大きく割れた。
首都カイロに隣接するナセルシティーの投票所で主婦ホダさん(60)は、イスラム原理主義組織ムスリム同胞団のモルシ候補に投票。「公約通りにシャリア(イスラム法)を適用してほしい。政治腐敗や犯罪が減る」と期待した。「アラブの春」で指導者選択へ=大統領選の投票開始―エジプト
時事通信 [5/23 20:37]
【カイロ時事】反独裁の民衆蜂起「アラブの春」による昨年2月のムバラク政権崩壊後、初めてとなるエジプト大統領選挙の投票が23日、2日間の日程で始まった。暫定統治する軍最高評議会は6月末までの民政移行を確約しているが、イスラム系候補が当選すれば、権力温存を狙う軍部との緊張が高まるのは必至だ。
選挙には13人が出馬。このうち、最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団の元幹部アブルフトゥーハ氏(60)と、ムーサ・アラブ連盟元事務局長(75)、旧政権最後の首相を務めたシャフィク氏(70)、同胞団が擁立したモルシ氏(60)の4氏による混戦の様相。いずれも過半数を得られず、上位2候補が6月16、17両日の決選投票に進む公算が大きい。