毎日新聞 [5/12 10:30]
【ワシントン平地修】11日のニューヨーク株式市場は、ダウ工業株30種平均の終値が前日比34.44ドル安の1万2820.60ドルと反落した。米金融大手、JPモルガン・チェースが10日にデリバティブ(金融派生商品)取引をめぐる巨額損失を発表し、金融株が軒並み売られた。
JPモルガンが発表した評価損は20億ドル(約1600億円)に上り、同社株は9%超の大幅下落となった。堅実性が高いとされる同社のリスク管理の不備が明るみに出たことで、金融規制が強化されるとの観測が強まり、大手金融株が軒並み下落した。同日発表された米国消費者の景況感を示す指数が市場予想を上回り、米経済への回復期待が高まる一方で、ギリシャの政局混乱などによる欧州債務危機への不安感が市場の重荷になり、相場が上げ渋る構図だ。