「国の借金」今年度末に1000兆円突破へ 昨年度末は959兆円
財務省は10日、国債と借入金、政府短期証券を合わせた「国の借金」が平成23年度末時点で過去最大の959兆9503億円になったと発表した。24年度予算でも4年連続で新規国債発行額が税収を上回る“借金依存”の状態は続いており、24年度末時点の借金は1085兆5072億円と初めて1千兆円を突破すると見込んでいる。
23年度末の借金は1年前に比べて35兆5907億円増えた。4月1日時点の推計人口(1億2765万人)で割ると、国民1人が約752万円の借金を背負う計算になる。
借金が増えたのは、高齢化で膨張が続く社会保障関係費や東日本大震災の復興費などを国債増発でまかなったため。財政投融資の財源に使う財投債なども含めた国債全体では、前年度末比30兆7730億円増の789兆3420億円だった。
国債以外では、金融機関などからの借入金が1兆2648億円減の53兆7410億円。為替介入の資金を調達する外国為替資金証券などの政府短期証券は6兆826億円増の116兆8673億円に膨らんだ。
24年度予算では、一般会計の国債発行額は44兆2440億円に上り、これとは別に復興費にあてる復興債や基礎年金の国庫負担分をまかなう年金交付国債なども発行する予定。外国為替資金証券を限度額(195兆円)まで発行すれば、24年度末の借金が1千兆円の大台に乗るのは確実だ。
政府は膨らむ借金に歯止めをかけようと、消費税増税関連法案を国会に提出しているが、成立は見通せない状況だ。