【シンガポール】移民なしでは13年後に人口減少、首相府
NNA [4/25 08:30]
首相府国家人口・人材部門が24日発表したシンガポールの人口推計報告書によると、合計特殊出生率(TFR)が低水準のまま推移し、移民も受け入れなければ2025年ごろから人口は減少に転じる見込みだ。
TFRは女性1人が一生に産む子どもの平均数。現在は1.2と過去最低水準にまで低下している。報告書は、「現在の人口を維持するには2.1を保つ必要がある」とし、今後も1.2のまま推移した場合、移民を受け入れなければ60年までに人口は約76万人減少すると予想。現在の人口水準を維持するには年間2万~2万5,000人の移民を受け入れる必要があると指摘している。
また今年は人口構成の変動で転換期を迎える。戦後のベビーブーム(1947~65年)世代で47年生まれの人が今年、同世代で初めて退職を迎える。20年までにより多くの国民が65歳の退職年齢に達する一方、20~64歳の労働力人口は縮小する傾向が一層強まる。30年には高齢者人口が現在の約3倍となる90万人に拡大する。年齢中央値は11年の39歳から30年には47歳に上昇する見通しだ。