さてどんなことにもバランスというものが大切です。それは絵や写真の構図あるいはデザイン、さらには音楽の構成に至るまで、バランスを取ることで美しかったり、格好良かったりします。
そして、そこにはいろんな形に姿を変えてはいるけど「緊張と緩和」の繰り返しが隠されています。
緩和しているっていうことは平和なこと、恐怖や緊張が予想されていない状態かな。それは違う言い方では安定した状態にあること。緊張とは、見たり聴いたり体験している人が身構えたり、心を不安定にされること。それは程良ければ人間は楽しみで緊張を受けます。
人は平和なときは精神的な緊張を求めてゆきます。しかし、緊張ばっかりしていては疲れてしまうので、ある程度のところで必ず休憩(緩和)しします。そして、例えばジェットコースターを見てみると、その中に山あり、谷あり、ひねったり回ったりと、色々な幅を持った緊張と緩和が計算され配置されています。休憩(緩和)があるから緊張が楽しめる。休憩(緩和)があるから緊張の度合いも高くなる。
音楽を作ることも基本は同じ。結局は人を楽しませる物なので、基本は一緒。そして、時代が進むに連れてジェットコースターがどんどん複雑化、ハイテク化して緊張感が高くなるのと同様に、音楽の世界でも様々な意味での緊張感が高まってきています。
音楽にも山あり、谷あり急斜面があったり、平らな道があったりします。
例えば音楽が流れていく中での全音符(この場合、音程は考えない)は最大に緩和(安定)していますね。だんだん音譜が細かくなると少しずつ緊張感が増します。では他にはどんな要素があるかというと・・・。
1.音色による緊張感。 音の高さによる音色の緊張感。基本的には、音が高い=緊張⇔音が低い=緩和。 だが、それぞれの楽器単位の音域にも依存。たとえば、チューバにとってのハイ・ノートもトランペットにとってのハイ・ノートも音色的にはほぼ同じ緊張感を持つ。つまり、その楽器自体にとって高いか低いかということも大きな要素になる。また、ある程度より低くなると緊張感が増していくようだ。
2.音量による緊張感。 一概には言えないが、ある一定の音量(mfぐらいか)より大きくなっても小さくなっても緊張感は増していくようだ。つまり、fffも、pppも同じように緊張感がある。
3,音程による緊張感 不協和音程(音がぶつかっていると言いますが)=緊張⇔協和音程(俗に言うハモった状態)=緩和
4,リズム(テンポ)による緊張感。 ある程度のテンポをはさんで速くなっても遅くなっても緊張感が増すようだ。 また、全音符から細かくなるに従い緊張が増す。
と、割り切れるものだけじゃないけどこんな物があります。
これらは実際には独立して使われる訳じゃなく、色々絡み合って存在しています。4のリズムに関してはラテンに話を進めるときにもう少し細かく分類します。
そして、意識して欲しいのは、テンポが速く細かいフレーズを演奏しているものと、高い音域で不協和音を鳴らすのと、パイプオルガンのような楽器でずっと最低音のペダル音を伸ばしているのでは、種類は違うがそれぞれに高い緊張感があるということです。
日本式庭園にある竹のシシオドシのあのいちおん一音にも、テンポが計れず予想できない緊張感があってそれが日本の静的な感じを強調してますね。というわけで、音楽の上での緊張・緩和の組み合わせには数え切れないほどの方法があります。それは、作る人が選んでいきます。
その他の例では
繰り返されることでの緊張。=単純なフレーズの繰り返しで緊張感が高まる。
テンポの変化による緊張。=テンポが速くなることで緊張感が高まる。
この二つの組み合わせでもっと緊張が高まる。。
まさにそんな感じのライブでした(^^)
アツシとのライブではやっぱりメインとなってるのはトークになりつつありますが(笑)




