「学ぶ」というのは「真似る」「真似び」からきているとも
言われます。
先人、先輩方を真似る。
それを自らのものにする。
そして自分の“型”を作る。
まさに
『守・破・離』
です。
私世代は外食産業においてギリギリ「旧世代」的教育を受けてきました。
労働基準法関係なく、長時間死ぬほど働く。
早朝から仕込みに入り、先輩方やシェフ(親方)に怒鳴られ、殴られ、水をかけられ・・・、
休憩も少なく、深夜まで働く。仕事が終わると「飯だぁ!」の一言で夜の町へ。
しかし無茶苦茶な時代、無茶苦茶な手法でありながらも、
あの時期があったからこそ、今の自分があると今は感謝の気持ちでいっぱいです。
自分の師匠や、先輩方の仕事、言動、行動、人間性、裸の付き合い(笑)・・・、
全ての寝食を共にしているに等しい環境。
その姿を真似、怒られないように、怒鳴られないように、殴られないように(動機は不純ですが)
必死に仕事をしました。
小さな小さな作業でも「任される」と嬉しくて、勝手に大きな責任を感じながら、
必死に取り組んだものです。
認められたくて・・・、褒められたくて・・・、もっと大きな仕事を任されたくて・・・。。。
ふと気づくとお客様たちからは、
「師匠にそっくり」
なんて言われました。
今の時代は、様々なノウハウ本が出版され、
料理のレシピも、技法も、ネットで簡単に手に入ります。
実際私も重宝しております。
しかしそんな時代だからこそ、
「守・破・離」
的な王道を大切にしたいと私は思います。