「ユッケ事件」
以降、多くの焼肉店や韓国料理店では
“生肉”の取り扱いを控えております。
それは決して危ないものを提供しているから控えているわけではありません。
ここ数年消費者は日に日に外食店や食材に対する信用をなくし、
ちょっとした腹痛などを全て外食店舗に訴えかける傾向があります。
それが真実か思い込みかは関係なく、外食店舗は大きな影響を被ります。
今回の「ユッケ事件」の影響は強く、焼肉店などでは到底そのリスクを背負うことは
賢いとは言えない状況まで来ております。
では今後の「生肉」取り扱いはどのようになるでしょう?
現状の法規制は「生肉を食す文化」に基づいたものではなく、
あくまで“理想的”生肉取り扱いをベースとした規制となっております。
なので現実には生肉は流通していないという現状です。
しかし「生肉」を食すことは現実としてあるわけで、
今後も消えません。
今、国に求められていることは、現実に即したルール作りです。
生産者から提供者までの衛生と安全確保をどのようにするかです。
これまで焼肉店であっても法規制に罰則がなかったので、その存在すら
知らない方々が多く存在しました。
当然お子様、ご高齢者、体調不良者は消費者として
生肉を食すことは自粛するべきです。
しかしそれ以外の健康成人に関しては、
「生肉」を食す文化があることを前提に
より安全に、衛生的に食せる
『食材管理』
『調理法』
『調理環境』
『従事者の衛生管理』
についてしっかりとしたガイドラインと定期検査を定めるべきであると
私は考えます。
これまで長い文化の中で、「暗黙のルール」「プロ意識」の中で
安全・安心して食せる環境を保ってきました。
しかし不況下、業界飽和下、安売り生き残り時代下において
いつの間にか現場にプロは存在しなくなりました。
お客様の存在は後回しになり、利益至上主義的経営者も
増えてしまった現状が外食店舗・各業者にもあります。
もう一度原点に戻り、
「お客様の笑顔」
のためにどうあるべきか?
お客様からある「生肉を食べたい!」と言うニーズに
どう対応するかを真剣に考えなければなりません。
これは焼肉、生肉に限ったことではなく、
外食業界並びに食材を取り扱う人間全てに言えることです。
何度も繰り返しますが、私達は
「お客様が笑顔」
になって始めて成立する仕事なのです。