仕事には二つの手法があります。


「知ってやる」

「やって知る」


両方とも似ておりますが、近年の「現場力不足」を招いた原因も

上記2手法のアンバランスにあります。


かつて外食産業は

「やって知る」

という修行、勉強が主流でした。


そこが前提としてあった上で、マネージャー層(親方、師匠、店長、支配人・・・)は

「知ってやる」

部分を後から磨いていき、経営的観点ももっていきました。


しかしバブル崩壊後激変していきます。


急速な売上減退、景気後退といった経済危機をきっかけに

各種経費の見直しであったりリストラを余儀なくされました。


その際に「誰が必要であり、誰に辞めてもらうか」であるとか、

その判断基準に困りました。


その頃から欧米的「実力主義」であったり、机上論的マーケティング主義、

など「チーム力」から「個人力」、「経験と勘」から「机上論」へと変貌しました。


私はこの全てを否定しているのではありません。


突然の経済環境の変化からリストラを余儀なくされ、経営が衰退したのですから

これまでの手法を否定せざる得なくなったことも理解できますし、

当時私も最前線でビジネスをしていたら同様の手法をとったかと思います。


しかしその結果「現場力」が低下し、多くの労働者が「自立的」ではなくなり「依存的」になり、

モチベーションは低下し、悪循環が止まらなくなった事は事実なのです。


今こそ大切なのは、再度「やって知る」ということです。

実際に即行動し、失敗から学ぶ。そしてまた行動。。。


そのように自分の仕事の「現場力」をしっかり『肉体化』し、

“経験”と“勘”を磨く。


その上で「知ってやる」ことを磨く。

技術、知識・・・が『肉体化』するまで体に刷り込まれるまで、

行動→失敗→学び→成長→行動→失敗→学び→成長・・・

を繰り返し、繰り返し叩き込む。


上司は「待つ覚悟」「部下・後輩を信じる力」が必要です。


しかし再度お店、企業、国に活気を持たせるには必ず必要な道となるでしょう。


「やって知る」

「知ってやる」


について考えてみませんか?