昨晩深夜1時20分。

私達家族と10年共に暮らした「愛猫:チャム」が亡くなりました。


先週食欲が落ち、病院に見せると

「慢性腎不全」

の診断。


毎日点滴に通っておりました。

病院通いがストレスっぽかったので、この2日間は自宅点滴。

そこそこ元気になってきたように見えておりました。


昨日私が久々に出張から帰宅したので、妻と娘と夕食を食べに外出しました。

帰宅するとチャムが風呂場におります。(普段は自ら行きません)


「どうしたの!?」

っと話しかけると、これまで10年で聞いた事もない声で怒ります。

怒るのに噛み付くわけでも引掻くわけでもありません。


これはおかしい。。。

24時間の動物病院に連れて行くと、沢山の項目の数値が異常値。

「今夜がヤマです」

っと言われ、涙が出てきました。


獣医さんから何かあったら電話しますと言われいったん帰宅。

2時間も経たない間に電話がなりました。

「呼吸、心肺が停止しました。蘇生措置などしますか?」


預ける前の書類では「蘇生措置などにはNO」と書きました。

これ以上苦しめたくないという思いからです。


しかし電話では「お願いします!」っと懇願しておりました。


すぐに駆けつけるとチャムの意識は戻っておりました。

今思うと最後の別れの時間です。



チャムは私が新婚当初、「ネコ展」というデパートのイベントで出会いました。

産まれたてなのに、色んな人に抱きまわされ鼻水を垂らし、ぐったりしてました。


係りの人に「これじゃ死んでしまいますよ!」と私は怒りをぶつけました。

係りの人は面倒くさい人間を扱うかのように適当に私に対応しました。


妻と話し、チャムを購入し連れて帰りました。

それからというもの毎日がお医者さん通い。大きくなるまで生きられるかも解りませんでした。


ずっと子供ができなかった私達夫婦の大切な大切な長男坊です。


一緒に何度かの引越を経験し、私が犬を拾うたびに兄弟が増え、

いつの間にか三男までおりました。


そして愛娘が生まれ、このチャムを筆頭に娘を可愛がってくれました。

いっぱい遊んでくれました。


そしてまだ発表しておりませんでしたが、妻のお腹の中には二人目の赤ちゃんが

おります。


チャムは自分の役目は終わりかのように急に逝ってしまいました。


私はチャムを抱きながら

「チャムは20歳まで生きるんだからね!!」

といつも話すのが習慣でした。


いつも深夜に帰宅しても玄関まで迎えに来てくれました。

いつもお腹がすいた、抱っこしてくれ、顔を掻いてくれ・・・、

本当に甘えん坊でした。


最初は手のひらに乗る位、小さかったのに。。。

いつの間にか私達家族の心イッパイに大きくなっておりました。


こんなに早くお別れが来るなんて・・・。


出張先で割れるように頭が痛くなり、病院に運ばれたことがなければ、

お別れに立ち会えませんでした。


チャム、チャム、チャム・・・。

先程まで出勤できずにずっとチャムの亡骸を撫でながら、離れられませんでした。


今日帰宅したらチャムはもう「骨」です。

もう会えないんだね。。。

辛いよ。チャム。


涙が止まらないよ。チャム。

でももう辛くなくなったんだよね、チャムは。

この数日辛かったんだよね。よく頑張ったね。


ありがとう。でも早すぎるよ。