皆さんは誰を見て、誰のためにお仕事をされていますか?
上司を見て!?上司の為に!?
後輩の為!?パート・アルバイトさんの為!?
同僚を見て!?家族の為!?それとも自分の為!?
私は外食産業専門のコンサルタントとして、これまで5500店舗のお店と
携わり延べ約50万人の現場社員さん、スタッフさんと出会いました。
その中でよく見かけるのが、
「上司を見て仕事をする方。」
表現を変えると、
「上司の目を気にし、上司の顔色を伺いながら働いている方」
です。
果たしてそれはその方自身に問題があるのでしょうか?
私はそうは思いません。
「気にさせる上司のマネージメント」
に原因はあります。
特に外食産業は嘗て(今もですが)職人業界、徒弟制度的な色合いが強い業界です。
昔は手が出る業界でした。私もそんな中で育った一人です。
しかしそのような“恐怖政治的”マネージメント(徒弟制度=師匠と弟子)が成立していたのは、
ほぼ寝食を共にし、家族同然のコミュニケーション密度が保たれていたからなのです。
しかし時代が変わり、多店舗展開・企業化が進んだ中で当然コミュニケーション密度は
希薄になっていったにも関わらず、マネージメント手法は変化しませんでした。
その結果上司=ただ怖い人となり、現場の方々は
「怒られないように」
「上司のご機嫌を見ながら」
「失敗しないように」
仕事をするようになってしまったのです。
私たちが見るべきものは
「上司ではなく“お客様”であり、“現場の仲間”」
なのです。
私たちの仕事は全ては
「お客様の笑顔」
がなければ成立しません。
「お客様の笑顔」があって初めて売り上げが継続でき、利益が残るわけです。
「お客様の笑顔」があって初めて自分達の仕事があるのです。
そして「お客様の笑顔」は現場で働く方々が笑顔であって初めて獲得できるわけです。
その現場の皆さんが怖がっている「上司」だって、
「お客様の笑顔」があって初めて上司でいられるわけです。
「現場の笑顔→お客様の笑顔→売上・利益→上司の笑顔」
という構図ではないでしょうか?
私たちの仕事はどんな立場になろうとも
「お客様の笑顔」
があって成立するものであって、どんな立場の人間であっても
「お客様の笑顔」
が最優先されるべきで、そこにみんなのベクトルが合わなければおかしいのです。
この不景気の最中、新商品開発・割引・新業態開発・出店攻勢・撤退戦略・リストラ・・・・・・・・、
どれも大切な経営手法ではありますが、どの企業も一番大切な基本が出来ておりません。
基本があって始めてテクニックです。
基本が無い中、この「戦略」とやらは所詮小手先のテクニック論にすぎず、
過去の先人達の経験、言葉から学んでも小手先のテクニック論は場当たり的にすぎず、
企業の未来は明るいものではありません。
経営者、マネージメント層しかり、現場で働かれる皆さんももう一度
自分達の仕事とは何か?
自分達が見るべき相手は誰なのか?
考え直してみると良いかと思います。
「お客様を笑顔に・・・」
ここを大切に生きるという事は、自分の人生にとってもプラスな事以外ありません。
よりよいビジネス人生をお送りください。