コドク。




夢から覚めたように薄ボンヤリした気配のなか、そいつに気付いた。

始めから、

つまり僕がここに来る前からそこに居たのかもしれないし、

僕が来てからひっそりこっそり知らぬ間に傍に居たのかもしれない。

独りになりたいと、思っていてもいつの間にかそいつがいる。

独りになんてさせないと言わんばかりに、、、



いつだって独りなのは変わらなかったのに。


強無き欲は欲に非ず。




自分のものは当然として、相手のものも知らない誰かも全てが全て僕のもの。

拾った何かも、与えたこれ等も僕のもの。

僕だけのもの。


それが嫌なら見限ってくれ。

それが嫌なら消えてくれ。

僕の手に届かない場所へ、
僕の目の届かない場所へ、
僕の気が向かないように、

何処かに行ってくれ。
半端な糸。



好きって言えばそれで良かったの?

好きだって言えばそれで満足できたの?

別に好きじゃなくても愛してるだろうが、君が大事だろうが、ずっと一緒だろうが、んなことはどれだって一緒のこと。

ニュアンスが違うだけで意味は同じさ。

彼女だとか、彼氏だとか、友達だとか、親友だとか、そんなことで一喜一憂して所詮文字の羅列であって、言葉の集合でしかない。

下らないを通り越して薄ら寒い。

憤怒を通り越してどうでも良い。



やっぱり君は気付かないんだな。



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