不動産業界に携わり、今までの体験したこと、考えていたことを投稿しています。

 

私の就職した当時は、不動産のプチバブルと言われていたこともあり目まぐるしいスピードで進んでいるのをおぼろげながら感じていました。

 

土日は休みではなく、平日も遅い時間まで仕事をしている。

 

心休まらない日々が続いていました。

 

 

そんな中で、大学受験の大きな影響を受けた数学の講師のまえがきを大切に取っていました。

 

派手な色のスーツに派手な色のワイシャツ

学生時代に恰好も憧れた事が有ったほど、影響力のあったカリスマ講師の方でした。

 

さすがに、大学受験から20年以上の月日が流れているので今は無いですが、当時は保管していました。

 

その一節を読むことが心の支えになっていました。

その記事の一部の紹介をします。

 

今でも、上手く行かなかった事があった時とかにパワーを貰っているものです。

 

 

 

いつものように青い空に白い雲が一つ浮かんでいました。

のび太が学校から帰ると、ドラえもんが動かなくなっていました。

当然のび太にはその原因はわかりません。たたいたりつついたりしっぽをひっぱてみたり。

でもドラえもんはピクリとも動きません。のび太は引き出しのタイムマシンに乗って、22世紀へとドラミちゃんに会いに行きました。

そして20世紀へ‥。

 

ドラミちゃんは動かなくなったドラえもんを見て直ぐにその原因がわかりました。電池切れです。

のび太ははやくはやくとせがみました。そんなのび太にドラミちゃんは悲しそうに言いました。

「のび太さん、お兄ちゃんとの思い出が消えてしまってもいい?」

 

ドラミちゃんは説明しました。電池を交換すると今までの記憶が全て消えてしまうこと。今のままなら消えないこと。

そしてドラえもんの製作者は極秘で、連絡しても助けても貰うことは不可能であること。

 

のび太に決断の時が迫られます。ドラえもんとの記憶をなくしてまでも助けてもらうか、それともこのままにしておくか‥。

のび太はうつむいてある決心をしました。そしてドラミちゃんに言いました。

「このままでいいよ。ありがとう。」

ドラミちゃんはそのまま22世紀へと帰っていきました。

 

あれからどのくらい時間が経ったのでしょう。のび太は、科学者になっていました。

小学生の頃は出来の悪かった彼ですが、あの時以来彼なりに必死に頑張って勉強をし、大学そして大学院へと進学し、今では権威あるロボット工学の研究者になっていました。

 

ある日、絶対に入ることを禁じられていた研究室にしずかちゃんが呼ばれました。

中に入ると、夫ののび太が微笑んでいました。そして、机のうえにあるものを見てしずかちゃんは驚きました。

「ドラちゃん?」

 

のび太はあの日以来、ドラえもんは未来に帰ったとみんなに言っていったのです。

「しずか、いまからドラえもんスイッチを入れるから。」

 

しずかちゃんはだまってのび太の横顔を見ています。あの日以来、ずっとこの瞬間のために彼は頑張ってきたのです。

不思議と彼には、不安はありません。

子供の頃の思い出がよみがえってきます。

気が付くと、頬が涙で濡れていました。

のび太は静かに静かに、スイッチを入れました。

ほんの少しの静寂の後に、長い長い時がつながりました。

「宿題は終わったのかい? のび太くん。」

あの日と同じ白い雲が浮かんでいました。