あひるその昔、アングリングという釣り雑誌がありました。

その中で一時、特集が組まれたのが、
ブラウンやレインボーを釣るためのハンドメイドリアルミノー。

リベット、ハンクル、ウッドベイト、ナベミノー、などなど。
現在のリアルルアーブームの発端は彼らの作った
トラウト系を狙うためのルアーだったのを御存じの方はどのくらい居られるでしょうか。
リアルなルアーってトラウトを釣るためのものだったんですよ。

いまでも倉庫のどこかを探せば
その雑誌は出てくるのでしょうが、それは出てきたときに紹介しましょう。

で、ですね。

そのミノーの片隅にリアルなセミとかのルアーも載っていたのは
どなたかご存知でしょうか?

中禅寺湖にてブラウンを狙うのに、
今のバスでいうところの虫パターンをビルダーの方々はご存知で、
それでトラウトを釣ろうとしてリアルなセミを作っておられたのです。

ボディはもちろんウッドで削りだして、
鳥の羽根なんかを付けてセミを模しておられました。

そんなセミのルアーはさすがにアルミを貼り付けたリアルなミノーには
リアルさにおいて及ばず、話題にはならずに消えていってしまいました。

何が言いたいかといいますと。

昔はビルダーの方ってそういう、釣ってやるぞ!
っていう、意気込みからセミとかカエルとか綺麗にではなくリアルに
作っておられた気がするんですが。

(このへんの意味はニュアンス的なもので解かっていただけるかどうか・・・)

楽しんでおられたと思うのですね。

で、


ん~。カニです。

なんか、田舎の旅館の1Fにあるお土産屋の民芸品みたくなってしまいまして
遊びすぎたか・・・。って、感じですが、
こういうのを作ってられる方が減ったよね?
って、ことですわ。笑

こんなんでも作るんたいへんなんすよ。
サイズが小さいので、足なんかとくに・・・。

チヌとかを狙うのに
ポイントに直で打ち込むのでなく
ポイントの向うに投げて、ラインコントロールでポイントに導いてきて
そこから、ポイントに入れ込む。
そして、フォールで見せて食わす。

と、いう攻めをしたいが為に作りました。

(あ、またひとつシークレットをばらしちゃいましたか。)

バスでも効果的なんでぜひやってみてください。

あひるビルダーの名にかけてもこんなんばっかり造り続けてやる~!!


かっちょえー!次週はこれかー?