タイトルのテーマを軽く実用的にお話ししたいと思います。
IT業界で30年近く働いてきた中で、残念ながらパワハラに遭遇したこと、目撃したことが何度もありました。
でも大丈夫。今日お話しする「パワハラ回避術」と「回避できない時の対処法」を知っておけば、あなたの心が少しでも軽くなるはずです😊
🎯 パワハラ回避の基本戦略「PEACE作戦」
まず、パワハラを上手に回避するための基本戦略をお伝えします。私が勝手に名付けた「PEACE作戦」です。
P:Prepare(準備)- 証拠を残す習慣
なぜ大切?
パワハラする人は「そんなこと言ってない」「指導の範囲内だった」と言い逃れをするのが得意です。
具体的な方法:
- メールでのやり取りはすべて保存
- 口頭での指示は「確認のため」と言ってメールで送信
- 日時・場所・発言内容をスマホのメモに記録
- 可能であれば録音(ただし法的な注意点あり)
実体験から:
私が新人の頃、上司から「そんな指示出してない」と言われて困ったことがありました。
それ以来、重要な話は必ず「お疲れ様です。先ほどお話しいただいた○○の件、確認のためメールさせていただきます」と送るようになりました😅
E:Escape Route(退避路)- 逃げ道を確保
なぜ大切?
パワハラがエスカレートしそうな時、安全に退避できる場所や方法を知っておくことで心に余裕が生まれます。
具体的な方法:
- 信頼できる同僚や先輩との関係を築く
- 人事部や相談窓口の連絡先を把握
- 転職サイトに登録して選択肢を広げておく
- カウンセリングサービスの情報を調べておく
心がけ:
「いざとなったら別の道がある」と知っているだけで、パワハラ上司に対して必要以上に怯えなくて済みます。
A:Assertiveness(自己主張)- 適切な境界線
なぜ大切?
パワハラをする人は「この人なら何をしても大丈夫」と思った相手をターゲットにする傾向があります。
具体的な方法:
- 理不尽な要求には「検討させてください」と一旦保留
- 人格否定的な発言には「業務に関することでしょうか?」と確認
- プライベートな質問には「業務に必要でしょうか?」と返す
- 無茶な期限には「現実的なスケジュールを相談したいです」と提案
注意点:
反抗的にならず、あくまで「業務を円滑に進めるため」のスタンスで😊
C:Communication(コミュニケーション)- 味方を作る
なぜ大切?
パワハラは密室で行われることが多いです。周囲に理解者がいることで、孤立を防げます。
具体的な方法:
- 同僚との雑談で情報共有
- 他部署の人とも良好な関係を築く
- 直属の上司以外にも相談できる人を見つける
- チームメンバーとのランチを大切にする
私の経験:
パワハラ上司がいる時、同僚たちが「みんな分かってるから大丈夫」と支えてくれたことがありました。
一人じゃないと分かるだけで、随分と心が軽くなったものです。
E:Emotional Care(感情のケア)- 心の健康維持
なぜ大切?
パワハラの一番の問題は、被害者の心が傷つくことです。心の健康を維持することが最優先です。
具体的な方法:
- 趣味の時間を確保する
- 信頼できる人と定期的に話す
- 適度な運動で ストレス発散
- 十分な睡眠を心がける
- 「自分は悪くない」と言い聞かせる
🛡️ パワハラのタイプ別回避テクニック
1. 怒鳴り散らす「火山型」上司
特徴:些細なことで大声を出す、感情の起伏が激しい
回避テクニック:
- 機嫌の良い時を見計らって報告・相談
- メールでの連絡を基本にする
- 「申し訳ございません」を枕詞にして話す
- 相手の言葉を要約して確認する
実例会話:
上司:「何でこんなミスするんだ!」
あなた:「申し訳ございません。確認ですが、○○の部分を△△に修正すればよろしいでしょうか?」
2. ネチネチ嫌味を言う「じわじわ型」上司
特徴:直接的ではないが継続的に嫌味を言う、人格否定をほのめかす
回避テクニック:
- 嫌味は聞き流して業務的な部分のみ反応
- 「勉強になります」で受け流す
- 具体的な改善策を求める
- 第三者がいる場で確認を取る
実例会話:
上司:「君みたいな人には難しいかもしれないけど...」
あなた:「ご指摘ありがとうございます。具体的にどの部分を改善すればよろしいでしょうか?」
3. 無視・仲間はずれ「冷凍庫型」上司
特徴:挨拶を返さない、情報を教えない、孤立させようとする
回避テクニック:
- 挨拶は毎日継続(反応がなくても)
- 重要な情報はメールで確認を求める
- 他の人からも情報収集
- チーム全体へのメールで巻き込む
実例会話:
「お疲れ様です。明日の会議の件、詳細を教えていただけますでしょうか? チーム全体にも共有いたします。」
🆘 回避できない時の「緊急対処法」
レベル1:記録を残す
やること:
- 日付、時間、場所、発言内容を詳細に記録
- 証人がいれば名前もメモ
- 心身に影響が出た場合は医師の診断書を取得
- スマホの録音機能を活用(法的リスクは要確認)
記録例:
2024年1月15日 14:30 会議室01
A部長より「お前は本当に使えないな」「辞めちまえ」などの発言
出席者:B課長、C主任
レベル2:社内で相談
相談先の優先順位:
- 信頼できる同僚・先輩
- 他部署の管理職
- 人事部
- パワハラ相談窓口
- 労働組合(あれば)
相談時のポイント:
- 感情的にならず事実のみ伝える
- 記録を見せながら話す
- 「改善を求めたい」という姿勢を示す
レベル3:外部に相談
相談先:
- 労働基準監督署
- 労働局の総合労働相談コーナー
- 弁護士(初回相談無料のところも)
- カウンセラー・心療内科
メンタルヘルスの相談窓口:
- こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556
- 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」
レベル4:転職を検討
タイミング:
- 心身に影響が出始めた時
- 社内での改善が期待できない時
- 将来のキャリアに不安を感じた時
準備すること:
- 転職サイトへの登録
- スキルの棚卸し
- 転職理由の整理(ネガティブにならない表現で)
😊 心を軽くするストレス解消法
1. パワハラ上司を「バグ」だと思う
IT業界にいる私たちなら分かりますよね。システムにバグがあっても、私たちは「このシステムは最悪だ」とは思いません。「バグを修正すれば使えるシステムだ」と考えます。
パワハラ上司も同じ。その人の人格に「パワハラ」というバグがあるだけです。
あなたの価値とは全く関係ありません😊
2. 「実況中継」で客観視
心の中で実況中継してみてください。
「おー、A部長のパワハラレベルが今日もMAXになってます!怒鳴り声のボリュームは昨日より3割アップ!でも私のメンタルは安定している様子〜」
ちょっと笑えませんか?😅
🌟 最後に:今日のあなたを褒めてあげてください
パワハラで悩んでいる方に、心からお伝えしたいことがあります。
今日もよく耐えましたね、お疲れ様でした
理不尽な状況の中で、それでも仕事を続けているあなた。毎朝起きて会社に向かう足取りが重くても、今日という一日を乗り越えたあなたは、本当にすごいんです。
小さな勇気も、立派な一歩です
このブログを読んでくださったこと。誰かに相談しようと思ったこと。転職サイトを見てみようかなと考えたこと。どんな小さなことでも、それは確実に前向きな一歩です。
あなたの未来は、きっと今より明るいものになります
今は辛くても、この経験は必ずあなたを強く、優しく、そして魅力的な人にしてくれます。同じような状況で苦しんでいる誰かを、きっと救うことができる人になるでしょう。
📞 困った時の相談先まとめ
無料で相談できる窓口
言いたいことを言えるので、
さくっと連絡、相談をしちゃいましょう。
- 厚生労働省 労働相談ホットライン:0120-811-610
- 法テラス:0570-078374
- こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556
IT業界専門の転職相談
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💪 みんなで支え合いましょう
一人で悩む必要はありません。IT業界で働く仲間として、お互いに支え合っていきましょう。
あなたの明日が、今日より少しでも良い一日になりますように😊