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おくびと柔い胃。

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22時半、ブロードウェイ地下への階段を下りる。

KY(カカク・ヤスイ)な西友は、この時間帯からお惣菜が半額。

自動ドアをくぐり抜け、買い物カゴも持たずに油くさいコーナーへと早足で向かう。

昼間や夕方はギッチリ埋め尽くされている陳列台の上は、見事にガラガラ。

正面の総菜陳列台には、サバの味噌煮がちょんと一つ残っているだけ。

隣の揚げ物陳列台には、メンチカツとロースカツがぽつんと売れ残り同士、身を寄せあっている。

僕はメンチカツを手に取った。

パックには30%オフのシールの上に半額シールが重ねて付けられている。うむ。

レジに向かう途中、大根が一本98円だったので、それも買うことにした。

そして今朝、朝食にメンチカツをいただいたのですが、

こんなにも気持ちが悪いのは、何の所業でしょうか…。

幾度かげっぷと共に胃の内容物を逆流させそうになりました。

それと、今日からの数日間、メイン食材は全部大根になる予定です。

一人暮らしで大根一本とか、途方もねぇ。

その後輩には、ちょっと難易度高い洒落だと思う。

土曜日の電車内。

パツキンのチャンネーの叫びが響き渡る。

『ノーウェイ…ノーウェイ…ノーウェイ!!』

僕の隣には、三人の就活生。

1人が、やたらダメ出しされてる。

『お前、だらしねぇな』

『第一ボタンしめろよ』

『うわ、そんなんだったらしめねぇ方がいいわ』

『ネクタイも結び直せって』

『そんな靴でいいの?』

『スーツめっちゃホコリついてんぞ』

『ていうかそのスーツ、ストライプ入ってるから就活に使えないから』

ダメ出しされてる男は1人敬語だった。

ダメ男『ダメっすか?そんなにっすか?
ファミマでおっちゃんに「おっ、就活?」って言われたんすけどね』

先輩『なんて答えたの?』

ダメ男『そーっす』

ダメ男『いや、「そーっす」とは言ってないっすけど』

先輩『じゃあなんて言ったの?「醤油」?』

この先輩、できる。と僕は電光掲示板を眺めながら密かに思う。

電車内にはまだ『ノーウェイ!!』と叫ぶ声が聞こえた。

田端に変質者出没の可能性。

終電が過ぎて少し経った頃の事だ。

30分前に駅で別れた友人からのメール。

『まぁ見てくれ…家に帰ったらマンションの入り口に何故か…』

行間が空いており、次の文章までに空白が作られている。

察し、その文章の続きを読むより先に添付された画像ファイルを開く

薄暗い空間

長方形の写メールの四隅は暗い

ちょうど真ん中辺りが白い

目を引く

白い物が写っている

ティッシュか何か…

その下に茶色の泥の様なうんこが…

ってうんこ!!うんこー!!

文章の続きを読む

『…うんこがしてあったんだ…。誰かに言わずにいられなかった…タスケテ…』

いや、気持ちは分かる。

でも、うんこを写メールする姿を人に見られたらどうするつもりだったんだ。

ていうか僕は見たくなかった…

その後、2人の携帯は様々な推論や憶測のメールが飛び交った。

1.凍える雪の中、猛烈な肛門からの噴射を止められなかった悲しい事件

2.犯人は芸術家で、これは体を張った何かのパフォーマンス

3.マンションに住む誰かに恨みを持つ者の犯行

4.もしくは愉快犯、実は近くに忍んで現場を監視している

5.ティッシュを使いこなす犬

6.宇宙からのメッセージ

と、まぁ色々な議論が交わされたが、一番有力な説は2と4を足したものだった。

近くにコンビニもある、空き地もある、探せば公園だってあるだろう。

それなのに何故、大通り沿いのマンションの入り口に。

入り口とは言っても道路側じゃない。

マンション内に踏み行った、マンションの玄関内だ。

住人に目撃されるかもしれない危険を犯してそんなトコに排便する意味は?

それは常識では考えられない…

今もまだ、形を緩やかに崩しつつ、うんこはそこにあるらしい。