四十にして立つ ~1,000億円企業への道~

四十にして立つ ~1,000億円企業への道~

40歳を前に突然起業しようと思い立った現役社長が、実際の出来事を通して、企業経営の楽しさや苦しさを発信中!!
「10年後に1,000億円」を公言して起業した僕が、いかにしてその目標を達成したかを描くリアル・サクセスストーリー

このブログでは、起業家や経営に関わっている方のために、
起業に至るまでの経緯、起業した会社に込めた想い、起業してから起こったこと、
挫折、成功、苦しみ、喜び、出会い、別れ・・・

実際の出来事を通じて、僕が気づいたことを発信しています。



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起業2か月、大阪で200名を集めることにしました!


起業してみて、自分に足りないものがたくさん見えてきた。
その中で一番大きなものが「ブランド」、言い換えると「自分の信用力」だ。


起業した頃から今に至るまで、

「あなたの会社に最も相応しい会社を紹介します」

と謳っているものの、起業当初の僕には紹介できるだけの人脈もない。

仮に紹介できたとしても、相手からすれば
僕から紹介される会社を信用する理由がどこにもない。

それでは、商売が成り立つわけがない。


そこで、起業してすぐに、僕はあることを決めた。

それは、

「起業して3か月以内に、大阪で著名な方による数百人規模の講演イベントを行なう」

ということだった。

開催の目的としては、もちろん大阪での人脈を広げることにもあったが、
一番大きな目的は、

『首都圏以外の地域でも、たくさんの人脈を持っている人』
『起業してわずか3か月なのに、そんなイベントが実現できる面白そうな人』
『著名な方とのつながりも持っている人』


というブランドイメージをつくることだった。
そのためには、このイベントを成功させることは、非常に重要だった。


念のために言っておくと、イベント開催の仕事というものを、
それまでの人生の中で一回もしたことがなかった。
また、大阪に多少の知り合いはいたものの、人脈が多かったわけでもない。
また、講演をしてくれるような著名な方の知り合いがいたわけでもない。

普通で考えると、そんな人間が大阪で数百人を集めると言ったら、
不可能だと考えると思う。

ただ、僕は十分可能だと思っていた。
それは何故か?

その理由は、「ジョイントベンチャー」だ。
「ジョイントベンチャー」の考え方・手法を使えばたぶん大丈夫だと考えた。

「ジョイントベンチャー」とは、世界No.1マーケティングコンサルタントとして有名な、
ジェイ・エイブラハムの教えの根幹となっている手法だ。
僕は、起業する1か月前に、ジェイ・エイブラハムの来日セミナーに参加しており、
「ジョイントベンチャー」の考え方にすっかり魅了されていた。

では、「ジョイントベンチャー」とは何か?

簡単に言うと、販売チャネルやお客様を持っている『ホスト』と
サービスや商品を持っている『受益者』が組み、
一方の強みで一方の弱みを補うことで、両者が売上を伸ばすことができるという手法である。
この考え方を上手く使えば、例え自社の規模が小さくても、
大きな仕事につなげることも可能になる。

今回の講演イベントでも、この考え方を使えば、
十分に参加者を集められると思った。

ただし、単純なジョイントベンチャーではなく、
2つのジョイントベンチャーを組み合わせる応用が必要だと思った。

具体的に言うと、
「自分がホストになるジョイントベンチャー」と
「自分は受益者になるジョイントベンチャー」の2つの組み合わせだ。

(後半へ続く)


■僕の気づき
人から仕事を頼まれるためには、頼まれるだけの理由をつくる必要がある。
そのために、「ブランディング」が重要となってくる。

救いの神が現れました!


頼りにしていた銀行に、まさかの口座開設拒否という通告をされた。
ショックを受けたが、落ち込んでいる暇はない。

幸いにもメガバンクは一つではない。
あと2つ残っている。
僕は、残りの2つの銀行に口座開設をお願いすることした。

残りの銀行のうちの一つには、前職で非常にお世話になった。
あるプロジェクトでは、一緒になってある会社の再生に取り組んだりした。
だから、なんとなく親近感もあった。
その銀行に口座開設のお願いに行った。

前回の反省も踏まえて、今回は準備を怠らなかった。
できる限りたくさんの資料を用意した。
説明するためのプレゼンも練習していった。

そして、その銀行を訪れた。
窓口の女性に対して、本気の本気でプレゼンした。
なんとしても開設させて欲しいという気持ちをぶつけた。

それに対する窓口の女性の反応は、

「よくわかりました。
それでは、今説明したことを証明するための書類を用意してください。

用意して欲しい書類は、○○と○○と○○と・・・・○○です。」


10を超える書類を出して欲しい、との要望だった。
その書類は、用意するだけで相当の時間を要するものや、
起業直後ではとても用意できないような書類もあった。

(これは丁重なお断りということだろうか・・・)

そう感じざるを得なかった。


そうは言っても、歩みを止めるわけにはいかない。
僕は、その銀行をあとにして、最後の望みである残り一つの銀行へとすぐに向かった。

その銀行の窓口で、前回の銀行同様に本気の本気のプレゼンを行なった。

すると、窓口の女性は、

「わかりました。
それでは、2週間以内に審査結果をお伝えします。」

と、言ってあっさりと終わった。
追加の資料の要求もなかった。

(え?それでいいの?)

拍子抜けをしてしまった。
だが、何も要求されないので、逆に不安になった。

(これはダメなのかもしれない)

そんな気持ちで、その銀行をあとにした。


窓口で説明してから2日後、僕の携帯が鳴った。

「○○銀行の△△です。
口座開設の審査結果をお伝えします」

(え?もう?)

あまりに早く結果が出たので、

(ああ、やっぱりダメだったんだ)

と、悪い結果がすぐに頭に浮かんだ。


すると電話の向こうから

「当銀行で口座を開設することで決定しました。

今後ともよろしくお願いします」


・・・本当に!!?

「ありがとうございます!本当にありがとうございます!」

僕は、電話口の向こうの方に何度もお礼を言って、
見えない相手に頭を下げ続けた。


こうして、やっとのことで口座開設にこぎ着けることができた。

この開設してくれた銀行というのが、今のメインバンクになっているみずほ銀行である。
みずほ銀行が口座開設してくれなかったら、僕の会社は存続できなかったかもしれない。

口座開設の手続きが終わった時、僕は思った。

この銀行には、いつの日にか必ずや恩返ししなければならない。
                                                                                          
起業して1年も過ぎると、いろんな会社がうちの会社に支援をしてくれたり、
協業を提案してきたりしてくれたりする。

それはそれでものすごくありがたい。

だが、起業直後の時期。
まだなんの実績もない頃。

そういったつらい時期に、当社を助けるよ、と言ってくれて、
実際に支援してくれる会社が何社かあった。

そういう会社には、いつの日になるかわからないが、
絶対にお返しをするつもりだ。


■僕の気づき
調子がいい時期に近づいてくる会社は多い。
本当に大事にしなければならないのは、調子が悪い時に力を貸してくれる会社だと思う。
起業したばかりの会社って信用がないことがよくわかりました!


《注意!》今回の話は、起業直後の2013年5月頃の話です。

正式に会社の登記が完了したので、やるべきことが一つあった。

それは、銀行口座をつくること
僕個人の口座ではなく、トランスパートナーズの法人口座をつくることが必要だった。

法人口座がないと、当社への支払いができない。
売上を上げても、入金できないということになってしまう。
それは、ものすごく困る。

だから、起業してすぐに銀行に法人口座をつくりに行くことにした。


では、どういった銀行に口座をつくればいいのか?

銀行には、いわゆるメガバンクと言われる都市銀行、
地銀(地方銀行)、信用金庫とさまざまある。

僕の仕事は、信用が第一だ。
しっかりとした会社だから、紹介する会社も大丈夫、と思ってもらわなければならない。

だから、僕はメガバンクに口座をつくることにした。
メガバンクの口座があるということが、会社の信用力にプラスになると考えたからだ。


では、どのメガバンクにするか?

僕は、新入社員の頃からずっと個人口座を持っている某メガバンクにすることにした。
長年のお付き合いもあるから、なんとなく親しみを持っていた。


では、どうやったら、法人の銀行口座はつくれるのか?

当然ではあるが、それまで法人の口座をつくったことなどない。
全く分からかった僕は最寄りのメガバンクの支店に行って聞くことにした。

法人用の口座開設用の窓口があったので、そこでどんなことが必要なのかを教えてもらった。
法人の口座を開設するためには、会社の登記簿謄本や会社概要等、結構な量の書類が必要だということが分かった。

必要な書類をまとめ合たリストをもらったので、
それに従い、必要な書類をそろえた。
ただし、たくさんの資料を造ったり、集めるのは大変だ
だから僕は、必要最低限の書類だけを提出し、
万が一足りないものがあったら、必要に応じて追加で提出すればいいと思っていた。

数日後、僕は必要な書類を持って、再度メガバンクを訪れた。
窓口の担当は、そんなに年齢の高くない女性だった。

僕は、書類をその方に渡すと、窓口の女性から僕の会社の内容を簡単に説明をした。
その窓口の方からは大した質問もなく、手続きは終わった。
追加の書類を要求されることもなかった。

最後に窓口の方から事務的にこう言われた。

「口座開設の審査には2週間ほどかかります。
 2週間以内にこちらから連絡します。

 なお、審査の結果、口座を開設できない場合があることをご了承ください」


・・・口座を開設できない場合がある?

気になる言葉だった。
確かに「振り込め詐欺」や口座を悪用する会社が増えたため、
口座開設が以前より厳しくなった、というのはうっすら聞いていた。

ただし、言っては何だがたかが口座開設だ。
融資のお願いをしに来ているわけではない。

それに、僕の会社は、自分で言うのもなんだが、まともな会社だ。
やっている事業も誰が見てもすばらしい(と自分では思い込んでいた)

しかも、開設に問題がありそうならば、もっと窓口で聞かれるはずだ。
それが何も聞かれないということは、問題がないということだ。

僕はひどく楽観的に考えていて、口座が開設されることに全く疑いを持たなかった。
こうして僕はその銀行を後にした。


2週間が経った頃、僕の携帯電話宛に電話があった。

「○○銀行の課長の××と言います」

僕が会ったことのない人。
この前に僕が説明した人とは違う男の人だった。

(ようやく審査が終わったのか。えらい時間がかかったな)

僕は、その時になっても断られるという結果なんて、これっぽちも考えていなかった。

「審査の結果がでました。

残念ながら当銀行としては貴社の口座を開くことはできない、ということになりました」

・・・は!?開けない??

信じられなかった。
届出をしたとき、ほとんど質問らしい質問もされなかった。

それなのに、開けないというのは、何を根拠に判断しているんだ?

少し興奮した状態で、僕は聞き返した。

「どういうことですか?
口座が開けない理由を教えてください。」

「申し訳ありませんが、理由は当銀行の規則でお答えできないことになっています。」


何度理由を聞いても、「規則ですから」の一点張り。

僕は、そんなにすぐにカッとなる方ではないと思う。
ただし、この時は、猛烈に怒りがこみ上げてきた。

これは、もう無理だ。

十数年もの間、この銀行のカードを使い続けていて、愛着もあった。
でも、これでは、もうこの銀行とはやっていけない。

悔しさのあまり、僕は負け惜しみだと分かっているのに、
最後についついこんなことを言ってしまった。

「僕の会社は、数年後には大きく成長させるつもりです。

その時になって、口座を開いてください、お金を借りてください、と
あなたの銀行の方から頼まれても、絶対にやりませんが、それでもいいですか?」

「はい、結構です。」

あっさりとした回答だった。

「わかりました。もういいです」

僕は電話を切った。

悔しかった。
自分の会社、自分のビジネスを完全に否定されたように感じていた。

その夜は、くやしさのあまり、なかなか寝付けなかった。

次の日の朝、一晩経って冷静に随分冷静になっていた。
そして、気づいた。

これが周りから見える現時点での僕の会社の評価なんだ、と。
立ち上げたばかりのベンチャー企業なんて、
口座も作れないくらいの信用しかないんだ、と。

この現実を受け入れた上で、これからどうすべきかを考えなくてはならない。


起業直後の時期、僕はベンチャー企業の起業は、やっぱり簡単ではない、
ということを改めて思い知った。


■僕の気づき
ベンチャー企業の信用力というのは、ものすごく低い。
過去にいた会社の経歴、実績もほとんど関係ない