ヴィレッジヴァンガードは、一応、本屋さんという事になっています。
この会社、まず目にとまった特徴は、
こんな不景気なのに、しっかりと増収増益を確保している事です。
それも、申し分程度ではなく、二桁増です。
この力強さは、(2685) ポイントを連想させます。
次にこの会社、目をひかれたのは、公式HPのデザインです。
前向きに評価すれば「特異なデザインで訪問者にユニークな印象を与える」
ですが、悪く評価すれば「ごちゃごちゃしていてよくわからない」
HPを目にした印象は、ドンキホーテの店内に入った時のそれとディジャブしました。
個人的にはあまり好みではありませんが、こういった工夫が、
特定ユーザの関心を引いているに違いありません。
そういえば、ここんちのスローガンは「遊べる本屋」でしたね。
小生は、高崎イオンモールに、時々ショッピングに出かけます。
そこに、とてもごちゃごちゃした「おもちゃ屋?」というお店がありました。
後から調べて、ここがヴィレッジヴァンガードだと気付きました。
それまで、ヴィレッジヴァンガードという名前は知りませんでしたが、
店の作戦通り、強烈に印象付けられました。
ただこのお店、本当に本屋なんでしょうか。
バフェット的に評価すると、こういったユニークなお店は、
独占度があり、○と考えられます。ポッと出ならともかく、
過去10年、力強いEPSの成長を魅せていますし、今後10年間も
成長する可能性は高いでしょう。
ただ、ROEがそれほど高くないものですから、今後も二桁成長を
維持するためには、収益を出店に回すだけでは足りないでしょうね。
借金も膨らむことが予想されます。この辺、(2685) ポイントと
比較すると見劣りします。
さて、能書きが長くなりましたが、まとめてみます。
○○○ 適合事項 ○○○
・ユニーク
・過去10年、EPSの力強い伸び
××× 不適合事項 ×××
・JASDAQ
・100億越え程度の小型株
・やや借金がある。純利益に対し約3倍。
・ややROEが弱い。9年5月期で13.7%
××× 個人的懸念事項 ×××
・在庫が積み上がりまくってます。
・↑のせいで、キャッシュフローが悪すぎです。
個人的懸念事項を書くまでは、よし、この銘柄に投資しようと思っていたのですが、
キャッシュフロー(以下CF)を見ているうちに、考え方が一転。
在庫積み上げにより、営業CFが圧迫されているのです。
9年5月期は、なんと営業CFがマイナス。
足りない金を借金でカバーしている状態です。
当然商品回転率も悪く9年5月期のそれは2.35回転。
もう少し良く商品がはけるビジネスモデルなら
是非投資したいところですが、「遊べる本屋」を
演出するにはそれなりの在庫量が必要ということでしょうか。
もしバーゲンなどで在庫処分をやっていたら、
もう少し営業利益率が低くなることでしょうから、
ROEも実質一ケタ台かもしれません。
ここまで書いてきて、ちょっと考え過ぎかな?とは思うものの、
とても心配なのは事実ですので、この会社に投資するのは
見送りたいと思います。
二桁成長でPER8倍。
バリュー投資家として、捨て置くのはもったいない気もしますが・・・。
あなたの投資判断もお聞かせください。