お久しぶりです。
ここ1〜2ヶ月、「次のステップ(写真業)」の為
肉体労働に勤しんでおります。
(写真の仕事もちゃんとやっておりますよ)
築150年と築60年の古民家及び、伸ばし放題の草木をチェンソーと草刈機で
この猛暑の中、汗ダクになってやっております。
今週は雨の為、外作業ができないので久しぶりにブログ更新してみました。
築60年の方は、以前の住人さんの家財道具類を整理できました。
でも、仕事柄でしょうか?
なかなか「処分」できないものもあります。
「写真」
明治時代の写真。
一番新しくて、昭和50年代。
写真館で撮ってたんでしょう、結婚式の型物アルバム。
子供が生まれた時の写真。
このお子さんがご存命でしたら、50歳ぐらいでしょうか?
整理そっちのけで、一枚一枚見てるんです。
『ああ、この写真はここだったんだろうな・・・』
還暦記念の子供さん達の寄せ書きの色紙。
今は引き取り先もない。
せめて、この”写真”と”アルバム”。
最後の最後までここにおいておこう。
”知らず、生れ死ぬる人、何方より來りて、何方へか去る。
また知らず、假の宿り、誰がために心をなやまし、何によりてか目を悦ばしむる。
その主人と住家と、無常を爭ひ去るさま、いはば朝顔の露に異ならず。
或は露落ちて花殘れり。殘るといへども朝日に枯れぬ。或は花は萎みて露なほ消えず。
消えずといへどもゆふべを待つことなし。”
方丈記 三節