勝浦の週末セカンドハウス生活を始めて、東京とはゴミの捨て方が違うこともあって、

あらためてゴミ捨てルールを考えてみたのですが、


プラスチックゴミの捨て方にすっごくモヤモヤしています。




文章が長くなるので結論から言うと…


私は環境活動家でもなんでもない、意識高い系でもなんでもない。

ただ世界中の一人一人にゴミ捨てのモラルが行き届くことで

ゴミを減らせる、きちんとリサイクルできるプラスチックが増えるのじゃないか

と思っています。



ここからは時間がある方がお読みくだいね。



​▪️  東京のプラスチックの捨て方


日本では自治体が所有する焼却施設の能力によってゴミの捨て方が変わりますが、


東京都の焼却炉は性能が高いので、汚れを落とせないプラスチックは燃えるゴミとして捨てるように言われています。


夫は、「東京はプラスチックも燃えるからきちんと分けなくても大丈夫だ」


ということで、ポテチやお菓子の粉がついた袋は燃えるゴミに捨てるので、それで私がイヤミな姑のように、プラスチック袋を掘り出して分別すると…


一人がチマチマとプラを選り分けたところで…大して何も変わらない、

やるのは時間が無駄。

東京は燃やせる能力がある焼却炉なんだから。


と夫には言われてしまいます。



それでも気になるのです。


渋谷区のゴミの捨て方のイラストでは、ポテチの袋はプラスチック。

油汚れがひどいものは燃えるゴミ。


皆さんも食品の汚れがついたプラトレイなどは洗ってプラスチックに分別していると思いますけど、


フェスや屋台の食べ物のプラ容器はどんなに汚れていてもゴミステーションの係員の目の前でプラと燃えるゴミに分別させられます。

ソースや油や青のりなどがベタっと付いて汚いのだから、そういう汚さの容器こそ燃えるゴミにするべきでは…と思うのですが、どう思います?


汚れが大量についたフェスで出たプラスチックゴミは本当にリサイクルできているのかしら?

リサイクル前に汚れを落とすために軽く洗っているの?

でもそれって水の無駄遣い?


なんだか変だよね〜とずっとモヤモヤしていました。

そんな時、

新宿区が資源プラスチックの汚れについて説明をしているのを発見。



私は汚れを水道で洗っていましたが…

いらない布なので拭き取って捨てるのが1番資源を無駄にしないやり方らしいです。

本当に天然資源や環境のことを考えるならそうすべきだと納得しますが、


自治体はどこまで広報しているのかな?


プラスチックの分別はみんなしているとは思うけれど、実際にリサイクルするプラスチックの量を増やさないといけないはずでしょ。


日本はリサイクルするプラスチックが増えている、企業が新しい技術を開発してリサイクル努力している事実がある一方で、

途上国にプラごみを輸出して、実はそれほどリサイクル率は高くないという話もあります。



プラスチックと環境というと、

小泉進次郎氏、レジ袋対策を思い出します。

エコバッグを持つ人が増えて、人の意識も変わって来たこといいことだけど…

レジ袋よりも、プラスチックをポイポイ捨てない、ルールを守って捨てる

モラルが大事だと思っています。



世界的にプラスチックゴミの環境汚染は途上国によるものが多いです。

(下の順位は2010年のもので少々古いですが…参考まで。)




プラスチックを多く作り出して、消費している先進国の人がプラスチックのリサイクルを進めるのは当然だとしても、問題なのは、プラスチックを処理できない途上国が多く、世界にはゴミ捨てのモラルがある人が少ないことだと思います。


日本を訪れる外国人は、日本にゴミがなくてキレイだといいます。

日本人は自分の家の周りの道を掃除したり、学校では生徒が授業後に掃除したり、

汚さないことを教えられて来ましたが、外国の観光地の路上は汚いところが多いですよね。


確かに我が家にホームステイした留学生の中には、

「ゴミを片付ける仕事をしている人がいるのだから、彼らの仕事がなくならないために路上にゴミを捨てても構わない」と真面目に言う学生もいました。そしてその学生は、運動部のトレーニングがきつくてトイレの床に嘔吐してしまって、その吐瀉物を自分では片付けず、「なぜ自分が片付けなくてはならないのか?」と言い続けて何もせず、結局運動部の生徒が片付けたことがありました。


世界的に地球環境のためにリサイクルが謳われているけれど、


私はゴミ捨てのルールを守る、ゴミをその辺に捨てない、

世界中の人、特に途上国の人たちにゴミ捨てのモラルを徹底してもらえるような教育

をしていくことが広がっていけばいいのにと思っています。


最後に


​スリランカのゴミ問題

スリランカでは、生ごみ(腐るものperishable)とそれ以外のゴミに分けるだけでした。

焼却施設がないので、ゴミは山積みにされ、崩れて犠牲になる人が出たり、分別がきちんとされない

ゴミ山からゾウがゴミを食べて詰まらせて死ぬことが増えています。

近年はビン、カン、プラの分別ゴミ箱が置かれる商業施設もぼちぼち増えて来ていますが、

プラスチックの捨て方ルールは特になかったと記憶しています。

山ではゾウ、海ではウミガメがプラスチックゴミの犠牲になっています。



先進国が道路などのインフラを整備して援助することが多いですが、

プラスチックゴミを途上国に押し付けるのではなく、

途上国が自国できちんとゴミを処分できるように焼却炉などの設備を整える援助が

できたらと思います。

そして大量製造消費になっているプラスチック製品を取り扱う100均ショップが途上国にも出店するようになっていますが、そういうメーカーが途上国に進出する時にはプラスチックゴミ対策の援助をする仕組みがあればとも思います。




今回もお読みくださりありがとうございました😊