一昨日は耳鼻科で、鼻に綿棒を突っ込むPCR検査の10倍は痛いBスポット治療を受けました。


コロナ後遺症の症状が再び出てきて、後遺症外来の医師から信用できる耳鼻科を紹介していただいたので、そこに行って施術されたわけです。


家の近くの耳鼻科では、原因がわかりませんと言って、私の喉にルゴール液で喉を拭ってお終いでしたが、紹介された医師は、今までの症状の変遷をよく聞いてくれて、撮影した喉の映像を見せながらきちんと解説してBスポット治療をして、リンデロン点鼻薬を処方してくれました。

一昨日は高めの微熱で辛かったのですが、治療が効いたようで、昨日は体のしんどさがかなり少なかったです。



耳鼻科に行こうと思ったのは、5月に「声が枯れた、ハスキーな声でいいですね」と立て続けに数人から言われたのがきっかけです。


それが後遺症再びの兆しでした。



耳鼻科医には、


「女性は加齢で声のピッチが下がって行き、それを治す手立てはない、受け入れるしかない」


と言われました。


私は、今年還暦の音楽家で歌について人にあれこれ言うこともあるのに、お恥ずかしながら自分自身の声の出し方がよくわからない、声のコントロールの仕方がわかっていません。


私は20才頃まで声楽家に歌を習ってクラシック系の歌を歌うことが好きで、普段話す声は裏声の発声でした。

作曲家となって作った曲のデモを自分で歌うことが増えて、裏声では歌えない歌も多く、勉強も兼ねてJazzボーカルを習いました。歌詞を覚えるのが苦手なので、レッスンが苦痛でしたが、先生には「普段の話す声から変えていかないと歌えない」と言われて、その頃から地声で意識して話すようになりました。


今となってはJazzボーカルではなくて、発声のトレーニングに行けばよかったと反省していますが、自然体でいい発声が本当にできなくて、普通に話していても喉が疲れます。


海外駐在していた間、人と電話で会話することはほとんどなく、夫と少し話す程度でしたから、喉をあまり使わないのでどんどん弱ったのかもしれませんね。


さて、昨日はBスポット治療のおかげか楽になったので、くせ毛専門の美容院に行って来ました。


梅雨に入るとクリクリになるのと、ブリーチ毛が爆発広がってしまうので、あえてヘアアイロンを使わないクリクリ頭のヘアカットと金髪おばさんをやめるべく髪を染めました。


その美容室は2人同時に施術できる個室がいくつもあるところで、私は1人だけでやってもらっていました。


シャンプー台でヘアカラーを洗い流している間に男性客が入ってきて、常連さんのようで、担当の方と慣れた感じで、今日の作業を伝えて、趣味のお話を始めました。


シャンプー台にいるので姿は見えませんが、どこかで聞いた事があるような、とても良い響きのいい声をされていました。

普通の人の話し声で、いい声だと思うことは滅多にないので、声の仕事をしている人かしら?などと想像しながら聞いていました。


シャンプーが終わって席に戻る時に、お顔が見えるかな?と思ったけれど、美容師さんの背中で見えず、結局最後にお会計で席を立つ時に分かりました。


有名な役者さん。

私と同い年、今年還暦になられる

大河ドラマにも出演中の方でした。


声を使ってしごとをしている聞いたことのある声の持ち主という想像が当たっていました。

テレビドラマより舞台のお芝居が主な方なので、発声の仕方がやっぱり違うんだと思います。


私の曲を以前西城秀樹さんに歌を歌っていただいたこともあるのですが、ヒデキのそっくりさん歌手にデモを歌ってもらい、本番に本物の秀樹さんに歌ってもらったわけですが、声のよさが全然違いました。

そっくりさんは確かに歌が上手く似ているのですが、声に深みや魅力がないんです。一方で秀樹さんの声には、いろんな成分がブレンドされて深みが出て魅力的になっていたのでした。


美容室にいた役者さんも深みのある多くの成分を含んだ声に感じました。


どうすれば深みのあるいい声になるのでしょう?


喉の使い方に関しては全く素人なので分かりませんが、鍛えられた喉から発せられるのに違いないと思っています。

息を無駄にしないで喉をうまく震わせているんでしょうね。



Bスポット治療から2日たった今日は、また少し喉が痛くて頭痛がしますし、痰で喉が詰まった感じです。頭も喉も1日でも早くスッキリできる日が来て欲しいです。治ったら声をコントロールする方法を勉強したいものです。



今回もお読みくださりありがとうございました😊