私の母。


一筆書き画伯の夫が描きました。

娘の私としては、、もうちょっと可愛らしく描いてあげてよ…

と言うべきかもしれませんが…似ているんですよ。

全体的によく特徴が捉えられていて眉毛と眼瞼下垂の具合が特にね。


と言うのも、
昨年末から、母の言動に振り回されている私たち夫婦。
夫からすると、母が娘の私に意地悪しているように見えるらしいのです。
だから、意地悪そうな顔つきに表現されてしまっているように思います。

夫に言われるまでは、母が意地悪とは認識していなかった私。
「俺の母親がお義母さんのようじゃなくてよかったね。」
お義母さんと私は絵画、音楽、旅行など趣味が合ったので友達のように海外旅行を一緒にするほどでした。

母は常識を知らないことが多すぎる、自分で何もできないから、なんでも人任せのくせして、文句を言う、ため息を聞こえるようにつく、ありがとうが言えない面倒な人。

以前は気にしなかったけれど、一つ気がつくと次々と気になる点が出てきました。


さて、本題の…

スマホが使えなくてガラホに変更した話。




母にスマホを持たせたのは、私がスリランカに駐在することになったことがきっかけ。

ラインで会話すれば、国際電話の料金を気にしなくて済むと言うことからでした。

お年寄りにもわかりやすく文字が大きい表示で、ボタンひとつで操作の問い合わせができる

らくらくホンセンターに繋がると言う理由でドコモのらくらくホンにしたのですが…


電話する人もいなくて使わないので使い方を覚えられず、

ラインの使い方だけ覚えるようにさせたのだけど、


「広告が出て欲しくないから消してくれ」

「画面が毎回変わるからわからない」

「へんなメールが来る」

「なんで知らない人と友達なの?」


と電話をするたびに言って来て、メールは無視するようにと説明をしても忘れて(忘れたふり?)、

毎回同じことを言うのです。


スリランカからスマホに電話をかけても出ることはなく、スマホが母の目の前にあっても聞こえなかったと言うので、

いつも固定電話で「今携帯にかけるよ」と電話してから、スマホのラインに掛け直していました。

ラインにメッセージを送っても

「トーク画面が出せないから見られない」

といつも言っていました。


会話をしようと電話をしても、スマホの文句ばかり言われて、使いかたを説明し終わる頃には、

もう話をする気が失せてしまうので、日本に本帰国したらすぐにスマホを解約しようと思いました。


母のメアドを誰にも教えていなくても、詐欺メールはどんどん来ました。

メールは開くな、私が帰国するまで無視すればいい、と教えても、

メールが来ないようにしてほしい、広告が出ないようにしてもらいたいと電話のたびに言う母。

あまりにも頻繁に言うので、私がスリランカから帰国すると即、家電量販店に連れて行き、

「もう国際電話の必要もないし、詐欺メールも来なくなるからスマホはやめよう」と解約して

万が一の連絡用のため、ガラケー電話を持たせることにしました。



もうガラケーではなく、ガラホになるということで、


私は母に1番大きい文字で、ボタンがわかりやすいソフトバンクのガラホを選びました。

ガラホなので、インターネットができますが、メールが来るのが嫌だと言うので、

通話のみの契約にして、必要な電話番号を登録して、最低限の使いかただけ教えました。


私:「もうこれでメールは来ないし、広告もないからね。」

母:「あーよかった」


となったのに、わずか数日後から

母:「携帯の画面が真っ暗になって電気がつかない。壊れているんじゃ?」

私:「そんなわけないから、取説見てね」

母:「目が見えないから、取説が読めない」

私:(銀行通帳の数字は難なく読めるのに、なぜそれより文字が大きい取説が読めないの?と思う)

変なメールが来なくなるからよかったと言っていたのに…

「調べるのにグーグルに聞くことができなくなった」「使えないから要らない」

と言い出しました。


スマホは何も使うことはないと言っていたのに、「グーグルに質問していただと?」

どうやらデイサービスで質問される「今日はなんの日」に答えるためだけに使っていた

ことが判明。(そうまでして正解を答えて、よく知ってるわねと褒められたかったの?)



急遽用事をやりくりして本当にガラホが壊れていたら困るので実家に見に行きました。

なんのことはない、

どの携帯も使わないでいたらちょっとした時間で節電のために真っ暗になる、と言う正常な機能でした。

母がそれまで使っていたらくらくホンだってちょっとした時間で真っ暗になっていたはずなのに。

壊れたかのように騒ぎ出す。

わたしは全ての機能をチェックして、正常であることを確認して、もう一度使い方を教えたのでした。


そして、今朝は母に

「Googleが使えなくなったから、今日はなんの日の質問に答えられるように、デイサービスの人が

使っているネタ本を送ったから、使ってね。」

と言うつもりでガラホに電話したら…出ません。

以前のように、固定電話に電話したらやっと出たので、

私:「出なきゃ、ガラホ持ってる意味がないよね。」

母:「そうなのよ。要らないよね。」

  「ガラホがブルブル震えたけど音が鳴らなかったからわからなかった。」

私:「せっかく持たせているんだから、取説見てマナーモード解除をしてね。」

  (なんでマナーモードなんて押したんだろう?)

母:「取説は目が見えないから読めない。」

私:「通帳の数字がメガネなしで読めるんでしょ?

   だったら取説の文字見えるから、時間かけてでも読んで見てね。」

母:「…」

私:「ネットやめてGoogleが使えないから、デイサービスの人に質問されても答えられるように

   今日はなんの日がわかる本を送ったから使ってね。」

母:「そんなこと別に調べなくてもいいんだけど。」

私:(プチン!

  そんな本あるんだね、だとか

  送ってくれて悪いねぇとか

  ありがとう、なんて言葉は当然なしだね…)


夫が「お義母さん、Googleで今日はなんの日を調べられなくなったってぶつぶつ言っていたけどなぁ。そんな言い方するなんてねぇ。」



母は「目が見えないから」って頻繁に言ってなんでも人に手伝わせようとする…


私は「通帳の数字は見えるんでしょ?」と言い返す。



母が携帯電話が壊れたかのように私に言って来た日の1週間前。

実は実家のリースバック契約をしたので、実家の売却代金が母の口座に振り込まれました。

入金を銀行の方と一緒に確認するために、母の代理の私が母の預金通帳に記帳したので、

私が母の預金通帳を所持していました。


どうも母は、振り込みがあった預金通帳を自分の手元に早く返してもらいたくて仕方がなかっただけのようなのです。


リースバックの契約をするときにも、母とはいろいろありました。



わたしの父が認知症でしたから、認知症の親のお世話の苦労はある程度はわかるのですが…

認知症じゃないのに、認知症ぽく振る舞う人は本当に面倒です。

「私パーになっちゃったから、

 わからないわ」

銀行の人にパーになっちゃったを連発。

例え本当にボケたとしても、銀行の人には言ってほしくない言葉でした。

そう言いながら、お金にまつわることだけは、しっかり忘れていないのです。






次回はリースバックの契約などで振り回された時の話の予定です。



お付き合いくださってありがとうございました🙇‍♀️