2022年12月から日本の鍼治療とコロナ後遺症外来の治療を受けるようになりました。
私の体調不良は、コロナ・ワクチン後遺症、更年期障害(ホルモンバランスの乱れ)、リウマチではなかったのに4年間必要のなかったステロイドやリウマチ薬を服用したことなどから起きたのだと思います。
2023年の1月が1番症状が悪く、10分体を起こしているのが辛い、スリランカの病院に行けば「車椅子を使ってください」と言われるほど歩けませんでした。

今、数キロ歩けるようになって、倦怠感が抜けて良くなったなぁと実感していますが、私の1番悪かった頃からずっと私の症状の変化を見てくださっている鍼灸師さんは、「顔つきが本当に良くなった、当時はよく長時間飛行機に乗ってスリランカから来れたもんだ」と思うほどだったと教えてくれました。

西洋医学だと病名が診断されないと処方できない薬があるけれども、鍼治療は、病名がわからなくても治療ができるところが良いのだそうです。
私の症状は、漢方では「肝と心」が悪いのだそうです。

「肝」は自律神経、肝臓の機能=排毒が弱っている、
「心」は精神疲労、不安、睡眠障害 となる


コロナ後遺症外来の医師は漢方のことにも明るいので、漢方薬ツムラ83番とコタロー腸癰湯(ちょうようとう)、ミヤBMを処方してくれています。その医師が「あなたはHSPだから…」と言ったことが印象に残っています。コロナ後遺症の方が精神神経状態が悪くなる人が多いから、ツムラ83番が処方されたのか、私がHSPだからなのか?そこは良くわかりませんが、今は、この薬をいつまで飲むべきか?この薬をやめたらどうなるのか?と次の診察で先生にお聞きしないと行けないなぁと感じています。
(追記)鍼灸師の方によると、HSPの方は後遺症が治りにくい傾向があるそうです。







スリランカ、コロンボでも鍼治療院を受けましたが、一回に打てる鍼の本数が最多で20本。
日本とは打ち方も違うので、よくなるのに時間がかかっていました。

日本に帰国してからは、週に1〜2回1回2時間の治療を受けています。
今は、両肩に五十肩、左手腕肩にしつこい痛みと痺れがあり、指を動かしにくいです。


コロナ後遺症の患者さんを積極的に治療していらっしゃる鍼灸師さんは、私のひどい肩凝り、胸郭出口症候群のような症状は、コロナ・ワクチン後遺症の最終段階になっているのではないかと言います。

今までコロナ・ワクチン後遺症を卒業できた人の多くが最終的に肩周辺が硬い症状になって、若い中学生のお子さんでもひどい肩こりになっていた、そうです。



今年に入ってからは、鍼を打つだけではなく、瀉血もしていただいています。

私の場合は、黒くドロッとした血が透明の水分と一緒に出たり、体に熱がこもっているのか吸い出しカップの内側が蒸気で曇るとおっしゃっていました。

鍼は写真のように首だけではなく、腕や足、頭皮、肩背中にも相当数打ちます。

この治療院の鍼の打ち方は、他の鍼灸院より痛いそうで…

時々神経にあたるとビビビとものすごく痛みが来ますが、凝っているところに直接針が作用しているのがよくわかって、もみほぐすよりも私には合っているような気がします。


また、コロナ後遺症の人は上咽頭炎になっている人も多く、鼻と喉の奥をBスポット療法で治療、鼻うがいに効果があると言われています。

私は一時帰国のたびにBスポット治療を受けました。

確かに約1年近くずっと喉の奥にへばりつく痰が続き、常に何かに感染しているかのように微熱が続きましたが、今では痰が絡むことがかなり減りました。

喉の痰が減るようになった頃から倦怠感がなくなって来たので、Bスポット治療は時間がかかるけれど、やった方がいいのではないかと思います。



まだしばらく鍼治療を続けなくては行けませんが、倦怠感の減少には上咽頭炎の治療が私には効いたと思います。


コロナ後遺症外来クリニックの平畑医師によると、日本に後遺症の方は500万人もいるんだとか。

どの治療がいいのかドクターショッピングになっている人も多いと思います。

いろんな診療科の医師の診察を受けても今ひとつ治療に効果を感じないときは、鍼治療を受けてみるのも一つの手です。後遺症の研究が進んで、治療に迷わなくていいように早く解明されてほしいですね。




今回もお読みくださりありがとうございました😊