今日は銀行口座を閉めに行きました。



夫の秘書と銀行で待ち合わせをしていたのですが、早く着いたので、ひと足先に私のシンハラ語でどこまでできるか秘書さんの力を借りずにやってみました。

入り口のセキュリティなのか案内係かわかりませんが、説明すると、「キレイなシンハラ語を話しますね〜」とニコニコ歯抜けの笑顔でおじさんが係に案内してくれました。


銀行の窓口で説明すると、なかなか面倒くさいことを言い出します。


夫は日本から給料を振り込んでもらう円口座とルピー口座を持ち、私は夫から振り込んでもらう生活費用のルピー口座を持っていました。すると、お金の流れを証明する書類はあるか?と聞いて来ました。

口座の履歴を見ればわかるでしょ

私のルピー口座からは日本の口座に振り込めない…と言います。

それなら、私の口座のルピーを夫のルピー口座に振り込んで、それを日本の口座に振り込むことは出来るということがわかりました。


わずか4〜5行で書き表せることが、銀行でここまで話が進むのに1時間半かかりました。

というのも、窓口の人が詳しくわかっていないので、上司に説明して上司と話をして、そしてそのまた上司と話をするということになっていちいち時間がかかりのです。


一番上の上司の説明ですと、夫の口座のルピーを夫の日本の銀行口座に振り込みはできるけれど、「それをするには、タックスクリアランスレターが必要」といって来たのでした。

夫は「何?タックスだって?スリランカから給料はもらっていないのにタックス?」と聞くと、

「タックスはかからないけれど、振込を許可してもらうレターが必要です。」

「自分のお金を自分の口座に振り込むのに許可がいる?その許可をもらって出直して振り込むなんていったら、許可をもらうだけで1週間かかるじゃないか。そんな時間ないから、全部現金で引き出します。」

銀行でルピーから円に両替が出来るけれど、時間がまたかかります。その時で銀行に来てからもう2時間くらい経過していました。


スリランカの銀行、プライベートバンクなんですが、自分のお金を自由に動かせないようにいちいち国が監視していることがわかりました。(今更ですけどね) 夫が日本から振り込まれているお金は日本の親会社からしかないのですけど、動かせないように一定額ホールド(口座凍結)されていました。


夫がムッとして、「外国人が、ドルやユーロじゃなく価値のないスリランカルピーで何かしようとしようとなんかしないよ。それよりも、自分の国の政治家や大臣が脱税したり、お金の変な流れをしないように監視するべきなんじゃないの?」って嫌味を言っていました。


スリランカで手続きを色々して思うのは、スリランカに入るときにはルールがとても甘いのですが、

出て行くのなると、なぜか厳しく証拠を提出させられます。

どこの国も同じような手続きなら仕方ないのですが、スリランカだけ何に関しても怪しんで疑ってかかってくるので、書類が増えてしまいます。

破産してしまう国に、あーだこーだと信用されないので、腹が立ってしまうんですね。



​UL454便の話


帰りに、お世話になっている旅行会社に挨拶に行きました。

最近のスリランカ航空の遅延の話をしたところ、25日の成田行き遅延で相当の苦情が旅行会社に入ったそうです。旅行会社の方は、「遅延になると言う連絡が来るのがギリギリなのが困るんです。でも飛行機会社は早く遅延を連絡するとホテルなどの手配をしなくてはいけないので、ギリギリまで黙っている」

と発言をしていました。それはないですよね…


コロンボ発成田行きUL454便が遅れる理由がわかりました。

この飛行機は、ロンドンから飛んできた機体をそのまま使っているそうなので、

ロンドン-コロンボ便に遅延があれば、コロンボ-成田が遅れることになるということです。


来週は遅延が解消されるでしょうか?





エピソード1698

今回もお読みくださりありがとうございました😊