Temu の広告が私のスマホにも時々出て来て、ちょっと気になっていたので、彼らが実際に商品を購入して検証していたビデオを興味深くみました。
限りなくAirPodsにそっくりなイヤホンが中国から2日で国際郵便で届いて送料も込みで750円。
流通の方法を変えたから、コストが抑えられるとしたとしても、750円で利益を出すのだから、材料費が激安なのはわかるはず。
案の定音質はかなり悪いようでした。
他の商品もそれなりの機能はあるけれど、クオリティがかなり下がります。
激安な商品。
それでもそれを売る会社は利益がある…ということは、
原材料が粗悪品か、工場で働く人の賃金を限りなく下げているか…
業種は少々違いますが
ファストファッションのブームで環境問題、労働問題があります。大量に作られて簡単に使い捨て。
材料費を下げる限界があるので、労働賃金を安くするために貧しい国の労働者から搾取しているかもしれません。
大量に作られる、質の悪い製品。
すぐに使えなくなって、平気ですぐ捨てても罪悪感がないのは安いから。
ゴミの処理能力を超える生産量。
このままではますます環境問題が加速します。
安い偽物が作られ売られる限り
工場で働く貧しい国の労働者はこき使われる。
悪徳業者は環境も労働問題も知ったこっちゃない。
ただ自分が儲かればいいだけだから。
ものを大事に使うことが当たり前だった昔のように
人の意識が大量消費から、大事なものを長く使うようになれば
問題が減るかもしれません
スリランカの暮らしを見てみると、
ものを大事に使っているところに、安い壊れやすい商品が外国からどんどん入ってきている感じです。
大事に修理して使う習慣がある人たちの生活に大量生産、大量消費が入ってきています。
スリランカに来てから、頻繁にものが壊れては買い替えをしている我が家。
(使う人の問題かもしれないけど…壊れやすいのは事実、本物かと思って買ったらコピーだったこともある。)
本当は壊れやすいものは買いたくないけれど、修理に出したらいつ直るかわからないから
仕方なく手に入るものを買うとなると、信用できるメーカーのものを買いたくても、
今のこの国で輸入できるものは安いものになってしまいます。
知らないメーカーだなぁ…と調べると中国製だったりする。
機能は安心できるメーカーとほぼ同じ、値段はかなり安い…で壊れやすい。
スリランカはこんな感じですが、
物を選ぶ選択肢が多い日本では
まず、コピー、偽物を安くても買うのはやめてほしいです。
偽物は犯罪ですし。
大量に作って、壊れたらポイポイ捨てるような風潮を見直さないと。
ちゃんとルールに沿って捨てられるならいいけれど、
不法投棄になってしまうと環境破壊につながりますから…
エピソード1590
今回もお読みくださりありがとうございました😊