エピソード457
日本では学校が休校になって牛乳が消費出来ず、廃棄していると言うことを耳にしました。
もったいないです。
スリランカといえば→紅茶、
紅茶といえば→ミルクティー(キリテー)
スリランカでミルクと検索して出てくる画像はこちら。
日本でミルクと言うと、もちろん冷蔵が必要な牛乳です。
牛乳といえば長期保存が当たり前。
紅茶に入れるのはミルクパウダー。
スリランカの家庭で冷蔵庫がある家は半分程度、冷蔵庫が家にあっても電気の入れっぱなしは電気代が高いから、4ヶ月に一度程度必要な時しか使わない家もある。(参考:2015年のジェトロ記事)
牛乳を冷蔵して保管できない家がまだまだ多いことや、ミルクティーを作る時には、冷たい牛乳だと温めなくてはいけないから、パウダーのミルクの方がいいと言うことらしいです。
そして、スリランカ では牛乳だけではなく、冷えていないチーズにも驚きです。
日本だとチーズは冷蔵が当たり前ですが、こちらでは、レジ横にミントやチョコレートなどと同じようにチーズが置いてあります。
さすがにモッツァレラなど生もののチーズではなくてプロセスチーズですけどね。
(↓このチーズは柔らかくて美味しい)
写真のチーズの消費期限は一年です。
こちらで売られているチーズは日本のものと製造過程に何か違いがあるのでしょうか?
日本では必ず冷蔵ケースに入っているので、チーズは冷蔵しなくちゃいけないものと思っていました。
もし常温保存で良いのであれば、非常食として使えるのにね。
日本にいた時は、ロングライフ(長期保存)牛乳は「フレッシュ牛乳よりまずいんじゃないか?」という思い込みがあって、私は買ったことがない…というよりも、ほとんど見かけない商品でした。
でも、牛乳を廃棄するという話を聞いて、なぜ日本ではロングライフ牛乳が普及しないのか?と思いました。
災害時に栄養価の高い牛乳は役に立つと思うのですけどね。
フレッシュの牛乳がたくさんあるのに、わざわざ保存容器にコストがかかるロングライフを作るのは儲けが出ない
きっとそういうことなんでしょうけれど、消費できなくて捨ててしまう牛乳があるのなら、なんとかならないものかなぁと思うのです。
食べ物の廃棄問題は日本だけではなく、世界でも外出禁止令で野菜の販売が出来ない農家がトマトを廃棄すると今日のニュースにありました。
インドでは日雇いの労働者が収入もなく、政府の支援もなく餓死する、そんな話もあるようです。
多くの食べ物が捨てられる時に餓死する人もいる。うまくいかないものですね。
さて、インド ベンガル湾にはスーパーサイクロンがあります。
インドはまだコロナ感染拡大中で大変な時にサイクロンで心配です。
コロンボはその影響からかどんよりとして強い風が吹いています。