昨日、早朝東京から戻り、早速タイらしい出来事にあって「あぁここはタイだ!」と実感しています。

タイのレストランでは、注文したものが忘れられていたり、間違えていたり、なかなかオーダーを取りに来ないとかイライラすることが多いです。


昨日は1年9ヶ月の滞在中でイライラMAX!
(お腹が空いているから余計にイラッ)

セントラルワールドの人気中華レストランでの出来事です。

お店の中は手前半分ゾーンと奥ゾーンに分かれていて、前半分は満席なので、私たち夫婦は奥ゾーンの最初のお客になりました。

席について10分以上たっても注文を取りに来ません。もちろん私たちは手を挙げて合図して気づいてくれてはいますが来ません。

やっと注文を取りに来た時には、もう7組は席についていました。
ウエイトレスがその注文を厨房に伝えることなく、そのあと10分以上かけて私たちの後に来た4〜5組(15-6人分)の客の注文を取るのです。別のウエイトレスはもっと後から来た客の注文を取って、先に厨房に伝えていたようです。

いやな予感がしました。
多分1番最初の注文が厨房で1番最後になったようでした。
他の客の注文の品がどんどん出来上がって食べ始めているのに、私たちはお茶だけ。
注文したのは北京ダック、大根もちと粽。
何度かウエイトレスが、私たちの注文したものを確認するために伝票を見るのですが状況に変化なし。
北京ダックに時間がかかるのはわかっていますが、かかりすぎです。

今までの経験から、レストランでのクレームのタイ語は覚えました。

「まだ料理が来ないんですけど」
「もう少々お待ちください」

ここはタイだからと穏やかに待ちました。が、

30分過ぎたところで、財布と荷物を手に持ち
「キャンセルしてください」
というと、ウエイトレスたちが困り出しました。少し英語がわかるという人がやっと慌てて「ワンミニット」。
40分でやっと北京ダックが出て来ました。それでも、大根もちとちまきはまだです。

主人は腹が立って仕方がないけど、「味がいいから許してやる」と独り言。

40分経つので私がタイ語で
「なぜこの2品を作るのに40分もかかるのですか?」
「少々お待ちください」
すると、
さっきの英語のわかる人が慌てて出来立ての「大根もち」を持って来ました。その後ちまきも来ました。

食べ始めてしばらくすると(入店後1時間)今まで料理が来なかった事情を知らない別のウエイターが「大根もち」を持って来ました。
どうも、それが本来の私たちの注文で出来上がったもので、私たちが食べていたのは後から来た客が注文した分でした。

私たちのイライラを知っているウエイトレスが、別のテーブルに運ぶはずの大根もちを持って来たのでした。

あまりに待たされてイライラして食欲が失せました。北京ダック半分とちまきを食べて残りは持って帰ることにしました。

もちろん何度も、手を挙げてはウエイトレスを呼ぶのですが、来てくれるまでに数分かかるのです。外人と話すと言葉がわからないから面倒だから?ガイドブックには必ず出ている、外国人観光客も利用する店。

お会計をお願いしてまた10分くらい待たされました。

入店したのは12時前。お店を出たのは1時半。
私たちがお店を出る頃には、ほとんどの客は入れ替わってテーブルが新しくセットされていました。

タイ語で「料理がまだ来ません!」は、最初に覚えた方がいいと思います。
「 アハーン ヤン マイ マー」


私もタイに来たばかりに頃は何も言えませんでしたが、昨日は習った言い方を駆使して全てタイ語で言いました。コワモテの主人は英語で怒ってるジェスチャー。(店員にはあまり通じていなかったようですが)
おそらく日本人のお客さんは、黙ってじっと待っているだけの人が多いのでしょう。
タイ人の店員さんは
「お待ちください  ローサックルー ナカー」としか言いません。

言葉がわからなくても、迷惑をかけたことにお店として対応するやり方があると思うのですが。

私はお釣りを受け取る時に、英語が少しわかるということで、私たちの対応担当にさせられたウエイトレスさんにタイ語でこう言いました。

「私たちは日本人で、すごく長い時間待ちました。もしタイ人だったら、お料理は早く来ましたか?」

苦笑いでごまかされました。

最後に、タイでは料理が来るのは遅いけれど、料理を下げるのはかなり早いです。残っていても持って行こうとします。
{7D6B3D2E-1951-49CE-82DB-A2A6AD8F3C1F}

(写真は記事のお店ではありません)