大阪府羽曳野市出身の彼の高校進学時には、数多くの名門校から誘いを受けたが、選んだのは宮城県の東北高校。入学時のエースは左腕・高井雄平(現東京ヤクルト)でこのサウスポーも甲子園出場は2年生の選抜のみ。(1-8で現読売・野間口率いる関西創価に敗退)
高井最後の夏=ダルビッシュ最初の夏は準々決勝で仙台高校に敗退し結局、代表校は仙台西なるが甲子園では川之江に敗れる。川之江のエースが鎌倉健で後にファイターズでダルビッシュの先輩になる。
1年秋からエースとなったダルビッシュはその後4季連続甲子園出場を果たす。2年選抜は2回戦から登場し浜名(静岡)に2-1でと自らの甲子園初勝利を完投で飾ったが、3回戦で花咲徳栄(埼玉)に6回9失点し敗退(9-10サヨナラ)。
2年夏は準優勝。1回戦筑陽学園戦は腰痛もあり乱調で降板、後続投手の踏ん張りで11-6の勝利。2回戦近江戦は完投勝利(3-1)、3回戦は京都の名門平安。平安・服部との投げ合いは延長に入るもゼロに抑え1-0のサヨナラ勝ち。準々決勝は同じ東北勢の光星学院(青森)、同僚のメガネッシュこと真壁賢守をリリーフし2-1で勝利。準決勝江の川(島根)戦は采尾、真壁のリレーでダルビッシュは温存も6-1で勝利し決勝進出。
決勝は老将・木内監督率いる常総学院(茨城)。2点を先行するも逆転を許し2-4と敗退。東北勢初の優勝は夢と消えた。それと共に主力が残る翌年の東北高校は楽しみな存在であった。
3年選抜、初戦の熊本工戦で快挙を達成する。岩見(現広島)との投げ合いの末、ノーヒットノーランを達成。2回戦は岩田(阪神)、平田(中日)を擁する大阪桐蔭。6回までに2本塁打を浴びるも後続を真壁が抑え3-2と逃げ切った。迎えた準々決勝、相手は名将上甲監督率いる創部3年目の済美(愛媛)、この試合の先発は真壁、ダルビッシュはレフトの守備につく。試合は6-2と東北がリードして迎えた9回裏、済美が奇跡の攻撃で5点を奪いサヨナラ勝ち。済美・高橋のサヨナラホームランはダルビッシュの頭上を超えていった。
最後の夏、1回戦は注目の捕手・中西(ソフトバンク)率いる北大津(滋賀)との対戦。8安打を浴びながらも13-0と圧勝。2回戦は遊学館(石川)だがここも完封(4-0)。そして準々決勝の千葉経大付(千葉)戦。1-0とリードし迎えた9回、後一人のところで追いつかれ結局延長10回に勝ち越され1-3で敗れ最後の夏を終える。
プロに入ってからの活躍は周知の通り。
順調に成長し、今や「日本最高の投手」と言っても過言ではない。
アメリカでの活躍を願っている。
