関東地方の夏は毎年暑くとても里川で釣りをする気分にならないため、ここ数年この時期の釣りはお休みするか、或いは標高が1200〜1400mと高く涼しい丸沼や奥日光で竿を振るようになっております。
今年も日帰り釣行含め6月、7月、8月夫々一回ずつ丸沼に行ってきましたが魚の姿を見ることが出来ませんでした。
それでも性懲りもなく、丸沼温泉環湖荘に空き部屋があった9月5日(土)一泊で丸沼に向かいました。
東京を朝3時過ぎに出発、片品村の道の駅でトイレ休憩後、朝6時過ぎに丸沼到着。釣魚券を購入しボートを借りて朝7時過ぎに湖に漕ぎ出しました。
天気はいつも通り小雨。これまで通り釣れそうにない感じです。
それでも都会の喧騒から離れ、涼しい湖でHardy Palakona Gold Medal 10'を振る時間は中々に替え難く、心中の焦り、諦めといったさざなみと向き合いながら風と波に流されるボートをオールでコントロールしつつ長い竹竿を振っていきます。
10時頃、小雨が上がり水面が静かになりました。無闇に竿を振っても結果が出ないのは身に染みているので、魚の気配を探してワンドを漕ぎながら眺めていると、木が覆いかぶさった岸辺の水面がモコっと盛り上がるのを発見。更に凝視していくと魚が回遊しているのが判りました。
水面の餌を探している様子に、ティペットに付けていたソフトハックルを外しドライフライに付け替え、魚の回遊を待ちます。
魚の姿が確認出来たので進行方向の先4〜5mくらいの木の下の岸辺の水面にドライフライを落とし待つと、
「バシャっ」と水面が割れドライフライが消えます。
「掛かった」と合わせをくれるとCortland SylkのAFTMA5番のDTラインがギュイーンと水面に刺さり冒頭写真の様にGold Medalの竿先が持っていかれます。
魚は水中深く潜りラインを何度もSt. George 3''から引き出して中々敗北を認めません。
それでも会津大川や箱根早川で50〜60cmの虹鱒と対峙してきた経験とGold Medalを信頼し、途中で写真を撮ることも出来ました。
そうこうしている内、魚も漸く疲れてきたのか水中深くから水面に上がってきて更に数分やりとりをしたものの、Sharpe'sの20世紀から使っているテレスコピックのタモに入ったのでした。
上げてみて意外だったのは42cmと結構小物の虹鱒だったこと。でっぷり太り腹はパンパン、尾鰭はピンピンの魚で頭が小さいところを見ると未だ年齢を重ねていない魚の様です。丸沼で飽食し急速に成長したのでしょうか。
この捕物の後、12時くらいに別の場所を回遊する別の虹鱒を発見。今度はPartridge&Orangeを結んで虹鱒の回遊する方向の先に投げ込んでやると毛鉤を見つけたそいつはさっと泳いでいき、パクっと食いつきました。
このエキサイティングなサイトフィッシングでやってしまったのが痛恨の合わせ切れ。鱒は何事が起こったのかわからずポカンという様子で逃げるでもなくその場に留まってましたが、毛鉤はティペットにはなく、多分鱒の口に付いたままだったのでしょう。
その後魚の回遊も見つからず、チェックイン時間前には上陸し釣りを終了、温泉に浸かってのんびりしたのでした。
この鱒をかけたのはこのドライフライ。14番の鉤にジンジャーとブルーダンのハックルを混ぜて巻いてます。ジンジャーは紫外線を当てると白く光る一方、ブルーダンは紫に光ります。その混合効果を狙い巻いた毛鉤です。未だ未だ実戦を積まなければ効果があるのかどうかハッキリしたことは言えませんが涼しくなる秋に試していきたいと思います。




