今年は２０１０年。わたくしが「ソムリエ」という職業に就いたのが１９９０年ですので、はや２０年経ちます。８５年に某有名ホテルの系列で働かせていただくようになってからワインに非常に興味をもちました。確かその年にドイツワインの不凍液混入の「ジエチレングリオコ－ル事件」がありました。世はバブル景気真っ只中で、ボジョレ－ヌーボーが驚異的に売れていたのを覚えてます。ワインに興味はあったのですが、当時私はやっと辛口の白ワインが飲めるようになったあたりで、赤ワイン、特にタンニンの強いボルドーワインはまったく飲めませんでしたし、ブルーチーズにいたっては「人が食べるものじゃない」くらいに思ってました
そんなときに先輩ソムリエが「これ飲んでみろ」ってヌーボーを一杯くれたんです。飲んでみると？？？「あれ？赤ワインらしくなく飲みやすい」と感じ、それから徐々に赤ワインに慣れていき、ブルーチーズもなんとか口に入れられるようになっていきました。１年くらいしてからですね美味しいと思うようになったのは・・・・・。あれから２０年、相当な種類のワインを口にしてます。ワインが大好きで、飲む日は２本以上空けちゃいますし、料理との愛称も常々頭の中をめぐってます。
基本の考え方は「ジャンルにとらわれず、日常の料理でも楽しめるワイン探し」。肩肘張らずに楽しめるワインをベースに常時３０種類程度をリストアップするようにしてます。２月にもワインを入れ替えるべく試飲中ですのでご期待ください。